MECEとロジックツリー


みなさん、こんにちは!

今日はMECEとロジックツリーのご紹介をしよう。

MECE(ミッシーまたはミーシー)とは、
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略である。
その意味は、「モレなく、ダブりなく」となる。

あるテーマについて物事の分類基準(切り口)を明確にした上で、
独立した軸を決める。
そして各軸によって生まれたマス目に、
その要素に適合するアイデアを記入していく。
様々な事象の漏れやダブりを確認することによって、
まだ出ていないアイデア領域を探し出す方法だ。

経営コンサル会社でよく使われている手法である。

同じくコンサル業界でよく使われているものにロジックツリーがある。
ロジックツリーとは、論理を構成するツリーのことである。
以下の手順でツリーを描いていく。

①顕在化しているテーマを探す。
アイデアの出発点として、顕在化している問題や課題を設定する。

②出発点の問題を分解する。
最初に設定した問題(=テーマ)を、いくつかの要素に分解していく。
但しこの分解された要素は、MECE状態である必要がある。
MECEの切り口は様々なものがあるので、
今回考えたいアイデアの方向性を明確にして
分解する方針を決めていくことが重要だ。

③分解された要素を確認し、大切だと考えられる要素をさらに分解してツリーを伸ばしていく。

④ツリーが分解され尽くしたら、ツリー全体を眺めて全体に抜け・漏れがないか確認する。

⑤各ツリーの要素を確認し、改善できる点がないかを確認する。

2-1-11_tree

是非ご活用いただきたい!

それでは、また明日!


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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