『新潟の豪農の里 ~雪と白鳥~』
今日は、新潟の町を少しめぐってみる。
といっても、町を散策してもつまらないので、
町から少し離れた地元の人が知る
素敵なスポットを訪問する。
まずは、「白鳥の渡来地」として
全国的に有名な瓢湖(ひょうこ)
湖面を埋め尽くす白鳥にただ圧倒される。
この湖の近くにある元豪農のお屋敷を訪問。
五十嵐ガーデンといって、豪農のお屋敷を改造して
できている建物。
風情があり、地元の結婚式を数多く開催されている
とのこと。こちらでしばらく中を見学。
隣にはビアホールもあり、中で地ビールの生産が
行われている。
車で来てしまっているので、試飲はしなかったが、
店内に飾られている数々の受賞トロフィーや賞状の
数をみるときっとおいしいに違いない。
先日の岡部の宿もそうだが、日本古来のこうした
建物にはとても風情がある。
たしかに近年ハウスウエディングで取り上げられている
おしゃれな建物もよいが、こうした歴史的な建造物と
ともにストーリをつむぐのもいいのではないか?
日本はもともと自宅で結婚式を挙げる風習がある。
古来、日本では、女性が男性側に嫁ぐ形が多かったので、
男性側の家に行ってその場で、結婚式&披露宴が行われていた。
実際先日父親と話をしたときにも昔話の中でそうした話が
上がっていた。
結婚式場で挙げるスタイルが現在では一般的だが、
本当に昔はそれぞれの家庭ごとにそれぞれのスタイルで
結婚式が行われていたのだろう。
当然現代では、自宅ではなく、様々なスタイルがあっていい。
ただ、結婚ビジネス業界の言いなりになるのではなく、
自分たちが良いと思えるスタイルで、ストーリーをつむいで
それぞれがそれぞれのカタチで結婚式を創造することに
大きな意味があると思う。
五十嵐ガーデンを後にして、地元の人の教えていただいた
神社へ参拝する。
「旦飯野神社」
この神社につく頃から、雪が激しくなり、
昨日のようなあられのような雪が空から舞い降りてくる。
5分もたたないうちにあたりは雪化粧で真っ白になる。
ところで、この神社普段は無人らしい
ただ、とても手入れがされている。
大切に祀られていることが伝わってくる。
今日は祭日ということで、
神主さんとお話することができた。
実はこの神社、お神酒もおみくじも全部無料。
お札まで無料でいただいてしまった。
神社といえば、様々なグッズで利益を上げている
ところが多い中で、こうした取り組むをしている
神社を僕は知らない。
神主さんの優しい人柄と、そうした人たちに守られている
神社から、とても温かな気を感じた。
厳しい自然と闘いながら、おいしいお米をずっと作り続けてきた
その歴史の中で、こうした人文化が形成されてきたのかもしれない。
人と自然が共生する中で培われたその文化に
ただただ感動させられる。
そんなことを想いながら、山形へ向けて車を走らせた
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