『久しぶりの京都』
伊勢から車を飛ばして京都へ向かう。
京都は強い思い入れのある土地。
高校時代に約一ヶ月の間、下宿していたのが、
下鴨神社の周辺。
当時は神様のこととか日本のことはほとんど
知らなかったが、とにかく下鴨周辺に惹かれて
ここに1ヶ月間滞在した。
あれから20年以上の時間が立っているが
当時と同じ場所に立つと、その記憶が蘇ってくる。
懐かしい空気を感じながら
下鴨神社と上賀茂神社に参拝。
参拝していた時にふと気づいたことがある。
今まで気づかなかったのだが、よく見ると「かも」の字が違う。
これまで同じ文字だと勘違いしていたが、よく見ると
ご主祭神も異なっている。
葵祭りでは両神社が協力して盛大なお祭りを開催するので、
てっきり同じ神様を両神社でお祭りしているのかと思っていたが、
実は全く違うらしい。
ちなみに
上賀茂神社の正式名称は、「賀茂別雷神社」
下賀茂神社の正式名称は、「賀茂御祖神社」
結局、賀茂神様を祭ってあるらしい。
なんか両神社が張り合っているような気がするのは
私だけの感覚なのか。
その後、さらに足を伸ばして、鞍馬寺へ。
蔵馬のご主催神の一つに毘沙門天がある。
いつもは歩いて御本殿まで上るのだが、
今回は途中で木が折れているため
通行ができない状態に。
仕方なく、ケーブルカーに乗って、移動。
このケーブルカーの中でのアナウンスがなかなかユニーク。
宇宙神を祭っていることや、皆が世のため人のためになにが
できるかなどを3分間の移動の間ずっとメッセージが流れ続ける。
知らない人が聞いたら、怪しい新興宗教にうつることだろう。
ケーブルカーの駅から10分ほど階段を登ると、御本殿に。
御本殿の上に目を向けてよく見てみると、
「尊天」の文字が。
尊天は、次の3つの神様の総称だ。
毘沙門天
千手観世音菩薩
護法魔王尊
このうち魔王尊は、いわゆる西洋ではサタンと呼ばれている存在。
この場所にもいろいろなエネルギーが埋め込まれているが
とにかくその規模が大きいことに驚く。
これまでおとづれてきた神社とはエネルギーがあきらかに異なる。
神社は本来、木や水、岩など、その土地の自然に畏怖を感じた人が
そこに御神体を感じてお祀りしたものが多い。
でもここは明らかに人的な意図が強く感じられる場所だ。
さらに山道を約2kmほど進んで、奥の院へ。
この奥の院のちょっと先にある林の中に強いエネルギーが
感じられるところがある。
到着したとたんにそれまで降っていた雨が一斉にあがり、
場が静まり返る。
人払いのように先程までいた多くの人達が姿を消し、
山の中で一人だけの状態に。
そのまま15分ほど一人で瞑想する。
そのまま先へ進むと
蔵馬寺と山をはさんだ反対側に
貴船神社がある。
ここは縁結びで有名な神社。
今回の旅で度々登場する、ニニギの尊とコノハナサクヤヒメを
結びつけたとされる神様がこちらの神社のご主祭神だ。
こちらでも心を込めて参拝。
そのまま今きた山道を戻って、蔵馬寺の入口へ戻る。
京都東インターから神戸を目指そうとした矢先に一つ看板を見つける
「毘沙門天堂」
ん?なんだこれは、と思って、
そのまま山の奥へまた車を走らせると
そこに毘沙門天を祭ってある立派なお堂が。
16時30分に山門が閉まるらしいが、その2分前に到着して
なんとか御真言を唱えることができた。
改めて車を飛ばして、京都から神戸へと移動。
明日は淡路から四国を経由して広島へと旅は続く。
<今日の食事>
朝:アイス
昼:そーめん+納豆
夜:玄米ご飯+たまねぎソテー+秋刀魚
おやつ:かりんとう+おせんべ
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