独立資源③カネ(最も大事で使い勝手の良い資源)


独立資源の3つめ、「カネ」について考えてみよう。

お金は独立資源の中でも、
もっとも自由度の高い資源だ。
独立にあたって、最初に自分で準備できる
自己資金の金額を算定してみるといい。

起業して最初の数ヶ月間は、報酬が取れないこともよくある。
特に扶養すべき家族がいる場合などには、
半年~1年程度の生活費は独立資金として
カウントしないようにしたい。

自己資金の計算が終わったら、
事業立ち上げに必要な資金との差額を計算する。
そしてその差額を、どのような形で埋めるのかを考えるのだ。

日本政策金融公庫や制度融資の創業支援融資を活用したり、
友人や知人、親族から借入や出資などを受けられないかを考えてみる。
さらにしっかりとした事業モデルがあり、
将来的に急激な成長が見込める事業については、
ベンチャーキャピタルなどの活用も視野に含めることができるだろう。

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難易度は高いが、
こうした第三者からの資金が調達できるだけのビジネスモデルは、
それだけ成功確率と社会的インパクトが高い証明でもある。

是非とも、チャレンジできる最大限の事業を
考えていただきたい。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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