家族の理解は大切


起業をするとしばらくの間は家族に
多くの負担を強いることになる。

仕事のために家族を犠牲にするのは
ナンセンスなことだが、
事業を立ち上げるためには一定期間
仕事に集中する時間が必要なことは
事実だ。

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起業する方にとって、家族の存在は、
物心両面で大きな支えとなる。
独立を考える人が男性でも女性でも、
あるいは年輩者でも若者でも、
第一に家族のことを考えるべきだ。

家族がいるのなら、必ずその意向を告げて
あらかじめ了解を得ておくことが大切。

特に既婚者など生活・生計を共にする相手がいる場合は、
独立の目的や内容を十分説明したうえで、
それが家族の生活にどう影響するのかを
一緒に検討してみるといい。

・収入は増えるのか減るのか? 
・収入や支出のタイミングはどう変わるのか? 
・家族と過ごす時間は増えるのか減るのか? 
・住む場所にも影響するのか? 
・家の中のレイアウトは? 
・家事や育児、親の面倒は? 

など。

どれもが、両者にとって理想的な答えになるのは難しいことである。
しかし「良い点・悪い点」を互いが理解したうえでチャレンジした方が、
後でトラブルになる可能性も少ない。

大切なのは一度で説得しようなどと思わず、
じっくりと話し合ってみることである。
またその事業に、家族と一緒に取り組んでみるという
考え方もあるだろう。

いずれにしても、独立後に苦しくなった時、
物心両面、特に精神的において最も頼りにできる支援者は、
やはり家族なのだから。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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