ミッション=使命って何だろう


僕は企業が長く存続していくためには、必要に応じて変化していくことが大切だと考えています。
もっと言うと、「生きる」ということは「変化する」ということではないかとも思っています。
「変化」をし続けることで、人は「成長」するからです。
生物学では常識ですが、変化に対応できなくなった生物は、死に近づいていきます。

会社も同じで、世の中の変化に合わせ、会社という器を使って何をするのかを考え、
規模を拡大していくこと(ケースによっては規模の拡大が求められないこともありますが。)
によって、変化することを義務付けられているように思います。

今の世の中、お客様の求めているニーズや、経営環境の変化のスピードが恐ろしく
早くなっている中で、その状況を的確に捉え、企業としてどういう方向へ向かうのか
意思決定をして進んでいかなければならないと思います。

ただ、変化をするということはとても大きな勇気がいります。この変化を決断しようとするときに
邪魔になるのが過去の「成功体験」です。実際、環境が変わっているにも関わらず、
過去の呪縛から逃れられず、落ちぶれていく企業が世の中には本当にたくさんあります。

世の中の変化のスピードは速い、でもその変化に対応するための決断をするには勇気がいる。
この時に必要となってくるのが、企業としてのミッション=使命だと思うのです。
企業として何を求めていくのか、何のために仕事をしているのかその明確な軸をもっていれば、
そのベクトルにあっているかどうかで判断ができるようになります。

最近企業の不祥事が相次いでいますが、そこに僕はミッションや企業としての理念を
見出すことができません。また、最近、本屋のビジネス書の棚には「●●で成功する」とか
「●●でお金持ちになれる」とかいったノウハウ本がたくさん溢れています。
ネット上では情報起業なるこれまた虚業の最たるもののようなうさんくさい情報が流通し、
テレビを見ていても本質的な内容ではなく、視聴者受けを狙ったような番組が
本当に多くなってきている気がします。僕は、こうした目先の利益やオーナー経営者の
エゴが見え隠れするような施策からは本物は生まれないし、一時的な効果はあっても
長続きはしないと思っています。

「ミッション」とは、企業が自分達の事業を通じて、世の中にこんな風に貢献したいという
想いそのものだと思います。お金持ちになりたいとか有名になりたいというような私欲を
満たすような目標より、「世の中のためにこんなことをしたい」とか「世の中をこういう方向へ変えたい」と
いった大義をもっている方が、結果として勇気ある決断を下すことができるし、
これからの世の中で永続していく本物の力を持つことができると思うのです。

これから様々な起業を支援する上で、このミッションに対するこだわりを強く持ち続けたいと
思います。

<今日の記録>
ジョギング:20km(今月累計95km)
体重:83.8kg(かなり減少してきました!)
体脂肪率:21.2%(なぜか変化がありません。。。)

<今日の食事>
朝:みかん三個
昼:なし
夜:海苔弁+まぐろ鮨6カン+パイナップル
※写真はツイッターでアップしています!

<今日の一枚>

 

 

 

 

 

ランニングコースの途中でちょっと早いですが
春の息吹を感じました。まだまだ寒い日が続きますが
少しずつ春が近づいています!


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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