今日一緒に食事させていただいた話の中で考えることがありました。
何のために働くのかという問いに どう答えますか?
生活費を稼ぐため、ほしいものを手に入れるため、家族を養うため、自己実現のため、
自分の経験のため、夢に近づくため、誰かの役に立ちたいため などなど人それぞれ
の回答があると思います。
でもあえて僕は問いたいと思います。
その仕事でワクワクしているか。
本当に心から楽しんでいるか。
今、ザッポスの代表の電子書籍を読んでいますが、同じ問いがこの本の中でも出てきます。
数十億のお金よりも、仲間とワクワクできるステージを選択した、その意味が少し分かる
ような気がします。 お金よりも体験を大切にする、そんな価値観を持ち続けたいと思います。
今日は成人式。たくさんの新成人が横浜の町に溢れていました。
そんなことを書いていたら、数年前にリクルート社が新卒の方に対して
次のようなメッセージを送っていたことを思い出しました。
ちょっと考えさせられる文章なので、読んでみてください。
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採用活動でたくさんの学生に会っていると、
社会に出たらキャリアを身に付けたいと、よく言います。
じゃあ、キャリアって何だろう?
キャリアアップとは年収のアップだったり、資格の数だったり、
世界で勝負できる度胸だったり、人脈(って何でしょう?)だったり。
誤解を恐れずに言ってしまえば、スキルを身につけて
キャリアアップする、という言葉はウソだと思うんです。
たとえば、ある人は
「就職したら希望どおり本社の営業部に配属が決まって、
大学の先輩の人脈をフルに活用して注目をあびて、それで
海外留学の試験に合格してアメリカでMBAをとって、
帰国したら本社スタッフになって、経営会議とかにも出席して、それから
まもなくヘッドハントされて、都心の高層マンションでシルバーのポルシェに乗って
元スチュワーデスの奥さんがいて、女の子が二人いて、海外旅行なんかもよくいって、
軽井沢に別荘があって。。。」などと言う。
ま、後半はともかく、どうにもMBAとか、人脈とか、そんな話が多い。
でも、どうも見えてこないのが
「では、あなたは何をやりたいというのだろう?」
についての答えだ。
いったい何が叶ったら、あなたは
「あぁ、充実した人生だなぁ」と
つぶやくのだろう。
もちろんその答えはひとそれぞれだ。
でも「世の中を。。。」とか、「日本ではまだ。。。」といった
言葉から始まるようなものだったり、あるいは、
これまで何年も生きてきた自分の興味関心、得意不得意を込めた
「願い」のようなものだと思うのです。
そう、答えは毎日の仕事の中にある。
出会いや、壁や、失敗や、悔しさや、涙や汗や(なんか根性ものみたいですけど)、
そんなキレイなものも、辛いものも、全部受け止めて、
必死で「自分の答」を見つけ続けること。上手くいった、ダメだったを繰り返して、
できるだけ多くの試行錯誤やトライアルができること。
ビジネスは答が毎日変わる世界。
毎日次々と見えてくる課題を真剣にこなしていくうちに、
だんだんと大きな宿題のようなものが見つかってくる。
それが自分にとっての新しいテーマになる。
そのテーマを解決するためにさらに大きなステージを求める。
そのために必要な武器がスキルで、その道筋こそがキャリアだと思うのです。
仕事とは、
自分の人生の大切な時間を費やす、ある意味生きている時間。
だから「厳しい環境で自分の力を試してみたい」という気持ちを
大切にしながらも、その時間をも楽しむ。
だって、仕事は苦行じゃないんだから。
世の中を語ろう。世界の矛盾を語ろう。自分達の夢を語ろう。
そしてそのために苦労をしよう。
どうせ大変なら「楽しい大変」を真剣に味わってみよう。
支えあう仲間を大切にしよう。
心の底から誇れる仕事をとことん追及しよう。
仕事を楽しむって、そういうことだと思う。
お金のことだけ考えてたら、やってられないよ。仕事なんて。
自分の志を高く持って、厳しい世の中から逃げずに向かい合いたい。
そして厳しさをも楽しんで成長したい。
英和辞典をひくと、スキル(=SKILL)には「熟練」という意味があって、
キャリア(=CAREER)には「生涯」という意味が出ていました。
そうか。スキルって単なるうわべのテクニックのことじゃなかったんだ。
キャリアって生涯、すなわち生き方のことなんだ。
あなたの生涯を輝かせる仕事ができますように。
<今日の記録>
ペース走:22km(1月累計117km)
体重:83.7kg(順調に減っています!)
体脂肪率:20.4%(大丈夫か?うちの体重計)
朝:ぜんざい+みかん2個
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