許認可・届出と競合について


具体的な準備を進める前に調べておきたいのが、
予定事業に関する行政の許認可など。
どんなに素晴らしい事業計画であっても、
事業に必要な許認可を取得することを怠った場合、
その事業を行うことはできない。

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許認可や届出などの区分などは下記WEBを参照してほしい。

http://www.dokuritsu-center.net/category/1260030.html

許認可等必要業種は1000件を超えており、
また許可条件などは自治体や地域によって異なるものもあるのだ。
そのため「自分の事業は大丈夫だろう」などとタカをくくらず、
必ず確認しておくことが大切なのである。

確認した結果、許認可や届出などが必要であれば、
その取得も準備活動の中に組み込む。
中には、取得まで長期間かかるものもあるので要注意しておこう。
また無免許・無許可での事業運営が発覚した場合には、
罰則が与えられることもある。
あるいはその事業自体が違法というケースもあり得るので、
決して軽く考えてはいけない。

許認可だけでなく、考えなければならないのが競合についてだ。
ビジネスは単独で行うものではなく、多くの会社が集う市場で
展開されるいわばバトルロワイヤル戦だ。

世の中には数えきれないほどの会社が存在しており、
それぞれが実に様々な事業を展開している。
特に大資本を持つ会社は新しい有望市場を見つけると、
資金を投下して一気にその市場を取りにやってくるだろう。

そのため今考えている事業がどんなに新しいものであっても、
そこには必ずライバル(=競合企業)が存在しているはずなのだ。
ビジネスは競争であるから、これからその相手と市場という
同じ土俵上で戦わなければならない。
競合と思われる相手が、現在どのような武器で、
誰を相手に、またどのように戦っているのか。

このことは、事業を行う上で事前にリサーチして
おくべきだろう。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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