インド「素足の学校」


今日のNHKスーパープレゼンテーションは
バンカーロイさんの「素足の学校」のプレゼンでした。

プレゼンの内容は次の通り。

プレゼンターのバンカーロイさんはいわゆるエリート。
高価な教育を受け、どんな職業にもつくことができる身分でした。
でもある村で人が死んでいく様を見てロイさんの人生は変わります。
エリート職ではなく、ロイさんが選んだのは貧しい農村での暮らしでした。
家族全員から反対されても、その信念は揺るぎませんでした。

村にいた貧しい人々の持つ卓越した能力を
目の当たりにしたことがロイさんの発想の起点です。

「貧者にとって大切なことを教える大学をつくりたい」

「裸足の大学」は貧しい人だけのための学校です。
だから、博士号や修士号を持った人は入学を認められません。
学校には入学証や修了証も発行されません。
貧しい農村では紙が意味をなさないのです。
その代わりに「裸足の大学」では、自ら積極的に働き、
コミュニティに奉仕できるかどうかが厳しく問われます。
生徒が自ら行動していく学校。太陽光発電のパネル設置したのは、
初等教育しか受けていない僧侶でした。

「裸足の大学」はコツコツと実績を重ねました。
アフガニスタンやアフリカから留学に来た農村の女性たちが、
自国の太陽光発電装置の導入に大きく貢献したのです。

世界最貧国シエラレオネから来たおばあさんは、
自国の大統領から高い評価を受け、150人に訓練施設で
授業をするようになりました。

インドの貧しい村の学校が世界を変える起点になったのです。

世界を良くするアイデアは、世界銀行の人ではなく、
地元の人の言葉の中にあると主張するロイさん。

TEDでのプレゼンの様子はこちら

この考え方は、日本の地域活性にもそのまま活かすことができます。

春から夏にかけて、さまざまな農家さんとお会いしてたくさんの
お話をお聞きした時に、その持っている知識の豊富さに驚かされ
ました。農家の方々は厳しい自然を相手に毎日戦っているので
素晴らしい知恵をたくさんもっています。

それぞれの地域にはそれぞれの知恵があります。
それをうまくシェアすることができれば、面白いことが生まれる
かもしれません。

そうした動きがすでに始まっています。

四万十と八ヶ岳の地域興しの活動が手を結んだ四八同盟です。

四八同盟決起会の様子

こうした地域に眠っている様々な知恵をシェアできる活動から
たくさんの人にいろいろな気づきが生まれ、大きなムーブメント
になっていく気がします。

答えはけっこう身近なところにあるのかもしれませんね。

<今日の運動>
RUN:10km(累計141km)

<今日の体>
体重:86.5kg
体脂肪率:22.0%

<今日の食事>
朝:パイナップル+ヨーグルト+パン
昼:おでん
夜:おでん


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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