言葉と認識


今日は涼しい一日でしたね。
少しだけ秋の気配を感じた気がしました。

さて、今仕事でいろいろな調整業務を行なっているのですが、
その中で感じることは、使う言葉は同じであっても、その認識が
人によって大きくことなるということです。

私たちは日本人ですので、普通に日本語で会話をしますが、
実際に使っている単語に対する個々の思考や認識は大きく異なります。
例えば「りんご」という言葉で伝えても、相手には様々なりんごの像が
頭の中に浮かびます。青りんごしかみたことの無い方には青りんごが
浮かぶでしょうし、何かの間違いでみかんをりんごと勘違いしている
方の頭には、りんごと聞かされるとみかんの像が映し出されることになります。

私たちはコミュニケーションを取るとき、相手も全く同じ認識で話を聞いて
いるという錯覚に陥りがちです。でも実際にはそれぞれの人生経験によって
培われた認識が大きくことなりますので、伝えている内容と受け取っている
内容には大きな開きがあることになります。

今日、野田総理大臣と、自民党の谷垣総裁の間で党首会談が実施されましたが
「近いうちに信を問う」の「近いうちに」という表現。
明らかに民主党と自民党の間に大きな認識の違いがありそうだと感じました。

いずれにしても認識が違うという前提で言葉を大切に使うことが
大事ですね。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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