日本の農業をブランディングする


今日は午後から日本橋にあるパソナさんにお伺いしてきました。
ここ、すごいですね。
東京駅から徒歩5分のビルの中に畑があるんですから。。。

パソナの南部代表とは前職時代に何度かお会いしたことが
ありますが、ビジョンを描いてそれを具現化していく力が
すごいと思います。きっとこうしたビルを作ってみたいと考えた
方はこれまでにもたくさんいたと思いますが、実際に形にできた
方はほとんどいないと思います。
こうして現実化させて目に見える形にできるということは
素晴らしいことですね。この実行力こそが南部さんのすごさ
だと思います。
この南部さんのパワーがあったからこそ、人身売買と言われて
苦しんだ最初の苦しいステージを乗り越えて、パソナさんは
日本市場に人材紹介、人材派遣という新しい産業インフラを
創造することができたのでしょう。

さて、今日のミーティングは、今関わらせていただいている
日産アグリファームとパソナさんが展開されている農援隊
とのお引合せでした。両者ともこれから日本の農業をどのように
育成していくかについて具体的な考えと、事業プロトタイプを
もっており、今日の打ち合わせによってこれから様々なコラボ
レーションが生まれるような印象を持ちました。

特に今日のMTGでの気づきは、これからの日本の農業に必要な
ことは、新たな日本の農業のブランドを創造しなければならない
ということに集約されます。
既存の農業のイメージを払拭して、農業という職業の収益性と
価値を高め、人々の興味を高め、農業従事者を増やしていくことが
とても大切だと思います。そのためにも、農協という古い仕組みに
よって押さえつけられてしまっている現在の農業のポテンシャルを
十二分に開放し、農業従事者が本来の輝きを取り戻せるステージを
作っていくことがとても大切です。

控えめに見ても日本の農業のクオリティは世界トップレベルであると
思います。でも日本の農作物輸出高はわずか2800億円。国土が日本
よりも小さいオランダは8兆円です。日本の農業は本来の力を発揮
すれば世界から注目を集められる一大産業に発展できるだけの力を
秘めているはずです。

こうしたポテンシャルを邪魔している阻害要因を排除して、日本の
農業をきちんとブランディングすることが今求められていると思います。

これから具体的な取り組みが始まりますので、また折を見てこちらの
ブログでもご紹介していきます!


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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