悟りと差取り


先日のセミナーのなかで、自分が今一番関心のあるものの一つが
悟りであることに気づかされました。
スピリチュアルの現象を目の当たりにすることが増えてから、
漠然と悟り状態に対する興味が高くなっていました。
たくさんの書籍や資料を拝見して概念ではなんとなく
こういうものではないかというイメージを持っているのですが、
悟り体験は考えるものではなく体験するものなので、
まだどういうものか実際には分かっていません。

ある方にお聞きしたのですが、悟りとはすなわち「差取り」のこと。
自分と他人、自分と空間、過去と未来など、自分と他を区別するもの、
すなわち認識の差がなくなるということらしいです。
実際に自他の区別がなくなってしまうと、自分が消えてしまうという
状態にまで進んでしまいます。こうなってしまうと
今の世の中のルールでは暮らしていけなくなるかもしれません。

さて、この悟りの状態に入るのに邪魔をしているのが、人間の思考です。
ある調査によれば、人間は1日に6万件以上のことを考え、
判断しているとのことです。そのうち約8割がネガティブなことで、
それが個人に大きな影響を及ぼしているようで、改めてその影響力の
大きさに驚かされます。

思考によって自我を維持できているとも言えるかもしれません。
瞑想などで思考のエネルギーを低下させると、人が持つ本来の
感覚器の機能が研ぎ澄まされ、全てをあるがままに体感できる
ようになります。
その体験全てが喜びあり、そこに善悪や評価などは一切ありません。
ずっとその状態を維持できるようになると、おそらく仙人のように
なってしまうのではないかと思います。

量子の世界でみれば、この世のものはすべて同じであり、
ちょっとした振動数の違いによってその形が維持されています。
映画のマトリックスのような世界です。
なかなかこの虚像から飛び出すことは難しいかもしれませんが、
いつか差のない世界を体感してみたいものです。

全人類が悟りの境地に入れば、争いごとや戦争などは
きっと全く起こらなくなるでしょうね。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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