すばらしい接客


今日の夕食を食べた帰りの出来事。

帰宅途中に、初めて入るガソリンスタンドがあって、
少々金額は高めだったのですが、ガソリンが残り少なくて
近くに思い浮かぶスタンドもなかったので、入って満タン
給油をしました。

最初の受付もスマートだったのですが、その後のやりとりで、

「窓をおふきしましょうか?」

「ええ、お願いします!」

と言うやいなや、一生懸命車の窓を二人がかりで拭き始めました。

最近はセルフ給油が増えてきている中で、なかなかきちんと
窓ふきをしてくれるスタンドがないのですが、ここはその
拭き方が尋常ではありません。まるで洗車するかのような勢いで
丁寧に車のすべての窓を拭き上げられてしまいました。
おかげさまでしばらく洗車をしていなかった車がピカピカになり、
すごくいい気分になりました。

大切なのは同じ窓ふき作業でも、どれだけ心を込めて一生懸命に
やるかということ。

義務感で仕方なしに拭くのと、見ている方がそこまでしなくてもと
思うくらいに一生懸命に取り組むのでは、まるで価値が異なります。
提供されるサービスに対してかなり厳し目で判断する私でも、その姿に
感動させられました。窓ふき一つでここまで人の心を動かすことが
できることを学ばされました。

さらに給油、支払いが終わって、出ようとした時に、

「お客様、どうも気持ちタイヤの空気圧が減っているようですので
 念のため見てみましょうか?」と爽やかなお声がけ。

先のことで感動していたので、普段であればうざいと思って断るのですが、
今日は「それでは、ちょっと見てみてください!」と受けてしまいました。

実際に、今年に入ってから一回も空気圧のチェックを行なっておらず、
そういえば、最近少し燃費が悪くなったかなという印象を受けていたのですが、
実際はこのまま高速道路を走ったら、スタンディングウェーブが起きても
おかしくない位、空気が減っていたようです。
さらに、昨年交換したタイヤが、それほど良いタイヤでは無いので、
空気が抜け易いので1ヶ月に1度位は空気補充をした方が良いという
アドバイスまでいただきました。
無論、ずっと満面の爽やかな笑顔付きです。

お客はその商品やサービスの提供を受ける時に、大きな感動を3回受けると
そのお店のファンになるという法則を聞いたことがあります。

最初の対応から、窓ふき、スタッフの連携のよさ、作業の手際のよさ、
きめ細かな部分にまで対応する心構え、お客さまに自分たちが伝えられる
価値を徹底的に突き詰めているこのスタンド、

すでに僕はファン化していました。

他のスタンドとリッター10円変わっても、ここで入れても良いくらいです。

サービス業の基本は、やすく何かを提供するまえに
お客様にいかに気分良くなっていただけるのかを徹底的に
考え抜いて、誠心誠意実行すること、それにつきます。
ガソリンスタンドという今では大変厳しい業界の中で
素晴らしい接客で頑張っているお店に出会えて大変嬉しい
気持ちになりました。

そんな接客に出逢えた、今日は「ついてる」1日でした!


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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