一番難しいこと


毎年、四万十川ウルトラマラソンを
一緒に走っている池本さんのFBから

池本克之さんのフェイスブック

-----以下引用分-----

何から始めますか?

ビジネスを続けて行く上で一番難しいことは何でしょうか?
「それは、優れた商品を作ることです」
「それよりも知識じゃないの」
「いやいや、何をするにもお金がかかるのだから、資金調達ですよ」
よくある答えです。

この質問は、ビジネスを始める時に何から始めるか、または何が重要だと思うか?
という考えを明確にする質問でもあります。
そうすると、なるほど、、、、。

どれも正しいように思えます。

私が思うに

どんなに優れた商品があっても、どんなに業界知識に精通していても、
潤沢な資金が手に入っても、ビジネスからキャッシュを創り出すには
足らないものがあります。

そう、それは「顧客」です。

ビジネスを続けて行く上で一番難しいことは「顧客を作ること」です。
これは、通販に限らずあらゆるビジネスに当てはまることです。

誰にもわからない

新年早々、ある商品の成長の可能性について問い合わせがありました。
「この商品って、売れると思います?」。
僕からすれば、「そんなのわかんないよ」です。

だって、1年以内に1個売れればいいのか、1か月で1億円売りたいのかによって、
答えがまるで違うからです。
でも、根本的なところでは、「そりゃあ、売れないでしょう」です。

創業から10年経って

その会社は、ある大学と連携してとてもユニークで実用的な素材を開発され、
その分野では卓越した知識を持っています。
そして、その素材に興味を持った多くの資本家から、出資を得ていました。
しかし、売れていない理由は「顧客」がいないからです。

いまのままでいる限り、売れないでしょう。
ハッキリ言って、資金が尽きたら終わりです。
せっかくの商品も知識も活かされないのは、本当に大きな消失になってしまいます。

まず、すべきことは

そこで僕のアドバイスは何だったでしょうか?
そうですね。

「まず、顧客を作りなさい」です。

そして、この3つのシンプルな質問に答えてもらいます。

1.持っている商品や知識を求めている人はどこにいるのか。
2.その人たちの問題を解決するには何が必要なのか。
3.その必要なものが、持っている商品や知識に備わっているのか。

これに明確に答えられれば、次に求めている人に解決方法をどうやって
知らせるかを考えればいいのです。
つまり、どのメディアに何をキャッチに広告をするかが決まってくるのです。

---------

これ、その通りですね。

コンサルティングをお引き受けする前に、僕自身が確認をすること
それはそのクライアントが顧客を獲得できる可能性があるかどうか。
また、そこへ向けたコンセンサスが取れるかどうか。

どんなに良い商品を持っていても、顧客を獲得することにきちんとした
認識がないクライアントのコンサルをお引き受けすることはできない。
資金調達のノウハウや事業立ち上げのノウハウは持っているが、顧客を
獲得することに意識が向かない経営者はいずれ破綻することが目に見えている。

地方活性のお話でも全く同じ。

いかにして多くのお客様をその地域へ呼び込むか。
いい商品があるから、名所があるから、その地域に人が来るという
2段論法は通用しない。
あらかじめ、顧客を集めるための戦略を十分考慮しなければならない。

良い商品でも、知られなければ人は寄ってこない。
知っていただいても、その良さが伝わらなければ人は寄ってこない。
良いと知っていても、コンタクト方法がわからなければ購入(訪問)できない。

顧客に認知させ、ファン化し、ご購入いただくまでには多くのステップがある。
そこに頭を使うことがとても大切だ。

ちなみにこんなえらそうなことを書いているが、今週末はこんな感じで
100kmランに挑む。

<僕の姿> at Hagalex

<池本さんの姿> ※黄色です、多分。。。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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