一昨日紹介した村上先生の著書で昔ベストセラーに
なった「あなたの遺伝子が目覚めるとき」を読んだ。
本の論旨は次の通り。
実際に働いている遺伝子は5-10%に過ぎない。
つまり人間の持つ潜在能力はとてつもなく大きいということ。
遺伝子の機能は、電灯のスイッチのように、
点けたり消したり(on/off)できる。
人生をよりよく生きるためには、良い遺伝子
(例えば元気が出たり、素肌がつやつやしたり)を
スイッチonにして、悪い遺伝子(例えば誰もが持つ発ガン遺伝子)を
スイッチoffにすることが大切。
スイッチon/offには、その人の生き方が大きく影響する。
書籍の中で村上先生はスイッチをONにする方法として
以下の方法を挙げている。
①ある環境にめぐり合うと、それまで眠っていた遺伝子が
「待ってました」と活発に働き出す事がある。
そういう時、人は変わる事ができる。
②心を入れ替えるとは心の変化により、今まで眠っていた
遺伝子が活性化することである。
③行き詰まりを感じている時、環境を変えてみるといい。
動くと人は伸びる。
④新しいものに触れることは、OFFになっていた良い遺伝子を
目覚めさせる絶好の機会である。
⑤人的な情報交換は大切である。
これによって人生が変わることもある。
⑥いい業績をあげる人は常に前向きだという点で共通している。
⑦遺伝子ON型人間の特徴は、先のことはあまり考えずに
目の前のことに精一杯取り組む思いっきりがある。
なんか、どこかの成功哲学書に出てくるような話だが、これを
世界の遺伝子学の最先端を走っている先生が述べているから面白い。
書籍の中で先生が語っているいくつかのメッセージを
いかに示したい。
・地球上に存在するあらゆる生き物は同じ遺伝子暗号を
使って生きている(地球上の生命はその意味で兄弟である。)
・阻害因子を取り除けば人間の能力は百倍も千倍も発揮できる。
・人間の能力を抑える最大の阻害因子は、
マイナス的なものの考え方である
・マイナス発想は好ましくない遺伝子を働かせる可能性がある。
・サムシング・グレートは、親の親、その親の親と
さかのぼった果ての「生命の親」のような存在である。
・親の親の「生命の親」のような存在であるサムシング・グレートは、
我々子供のために悪いことをするはずがない
・「あれか、これか」と物事を二つに分けて選択する方法を
自然はとらない。自然は両方を生かす共生の方法をとる
・心と魂は別のものである。
心は意識できる精神、魂は無意識の精神という事が出来る
・心と体はつながっていて、死ねば体と一緒に心も滅びる
ただし、魂は別物である。
・魂は無意識とつながっていてサムシング・グレートに通じている
・感動で涙をこぼすと人は良い気持ちになる。
良い遺伝子が働くからである。
・自分の身に起きることは全部「必然」である。
・あきらめずに続ける事が、物事を成就する最大の秘訣である。
・「つつしみ」の心は自然の法則に合致する。
この項目の後半だけを見るとかなりスピリッチュアル的な要素に
感じられるのは僕だけだろうか?
遺伝子工学の観点からも、量子力学的観点からも、最終的には
こうした目に見えないわれわれの知覚能力、考察能力では
「わからない」とされる世界に大きな意味と意図が隠されている
気がしてならない。
これからこうしたことが誰でも理解できて、体感できるような
時代になっていくのだろう。きっと。
<今日の記録>
RUN:10km(今月315km 今年2165km)
体重:84.2kg 体脂肪率:20.8
<今日の食事>
朝:バナナ+メモリザ
昼:マックのチキンフィレオセット
夜:から揚げ弁当+トマトジュース
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