決算と税金


今月、来月と自分が関わっている法人の決算期が
くるために、今日々数字の締め作業に追われている。
一応月次で簡単な決算処理は行っているため、
それほど手間ではないのだが、それでもまとめなければ
ならない書類やら数字が結構あるので、少しずつ取りまとめ
作業を行っている。

決算を行うことは、自社の1年間の成績表を作るということで
ある。どれだけの売上を上げて、どれだけ経費を使って、
その結果、どれだけ利益を出したのか(または損失を出したのか)
を明確にするということである。

利益を出せば、当然であるが次に税金の話がやってくる。
最近マスコミでもかなり取り上げられているが、日本の法人税の
高さは異常値で、この水準では利益を上げても半分近くを国に
もっていかれるわけであるから、利益を一生懸命に出そうという
気にならない。
仮に利益を出してたくさん納税しても、今の国の状態でそのお金
を有効かつ効果的に使っていただけるとは到底思えないから、
あまったお金があれば、それを困った人へ直接寄付するほうが
自分にとっては気持ちが良い。

自分が直接経営に関わっている企業だけでなく、コンサルティング
を行っているクライアントからも最近多くの節税指南の話が来る。
実は節税の方法はいろいろとあり、その内容を知っているのと
知らないので納税額が大きく変化するから、まずは顧問税理士など
に具体的な節税方法についてきちんと問い合わせることがとても
大切だ。

時々不思議に思うのだが、税理士という仕事はクライアント=社長
から報酬をいただいているのに、そのほとんどが国にきちんと納税
することを進める。企業のために働いているのではなく、国のために
働いているのである。節税の話を社長が税理士に相談しても
あまり親身になって前向きな節税提案をしてくる税理士は少ない。
(もし現在の顧問税理士がこうしたことに積極的なのであれば、
それはとてもラッキーなことである。)

ま、こういう市場が存在しているので、私のようなコンサル業が
成り立っているとも思うのだが、それにしてももう少しクライアント
サイトにたった提案力を税理士の皆さんは付けたほうがいいように
感じる。(これは僕の意見というより、クライアントの経営者の
総意と考えていただきたい。)

大きなお金の循環の中で、企業経営者が一生懸命利益を上げて、
積極的に納税したいと思える、そんな国づくりが今の政治に
求められている。僕は政治家ではないので、政治からのアクション
はとれないが、何かあたらしい経済循環モデルのようなものを
適用することによって、同じような効果を発揮できないかどうか
ただいま模索中である。

これができたら、結構面白い流れを市場に生み出すことが
できるだろう。

<今日の記録>
RUN:6km
体重:84.5kg 体脂肪率:21.0

<今日の食事>

朝:わらのうどん+メモリザ+バナナ
昼:吉野家の牛丼(今110円引きです。)
夜:ソースカツどん


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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