明朗会計


今日佐倉朝日マラソン実行委員会からマラソン大会の
参加賞が届いた。

今回このマラソン大会は震災の影響で大会の開催が中止に
なったのだが、レースの時に受け取ることができたはずだった
参加賞=Tシャツと帽子が宅配便で送られてきた。
安い参加賞の割りに、しっかりとしたシャツと帽子だったので、
ちょっとうれしかったのだが、それ以上にびっくりさせられた
ことがある。

今回送られてきた荷物の中にお手紙が入っていたのだが、
その中で今回集めた参加費を具体的にどのようなものに
使ったのか、きちんと会計報告がなされていた。

その内容によれば大会のキャンセルに伴う費用や今回の
中止によって、いくらの費用が結局使われないまま残ったのか、
あとその費用を全額震災の義援金として被災地に送金する旨
まで1円単位できっちりと報告がされていた。結局事務局から
1750万円弱の義援金が送金されることとなったようだ。

こうした報告、とても大切なことである。
実際に多くのお金が動くわけであるから、そのお金については
1円単位できちんと当事者に対して説明をしなければならない。

ところが、周りを見てほしい。
たくさんの募金活動を行っている団体がたくさんあるが、
1円単位できちんとそのお金を何につかっているのかを
開示している団体はほとんど無い。
赤十字などその最たるものである。2000億円以上の
募金を集めているのに、その報告がどこにもないというのは
一体どういうことなのか?

募金者の善意に敬意を払うのであれば、まずこうした
報告をきちんと行うべきではないか?
それができないような団体は募金活動など行う資格は
ないと思う。

今回の震災の日本中の善意がどのような形で
現地の活動に使われたのか、是非見てみたいものだ。

※明日から北海道のサロマ湖へ参ります。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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