魂と出会う旅(7)


『 日本の美しさの象徴 ~神の宿る場所~ 』

九州から一旦東京に戻って、昨日は終日仕事に没頭。
今日は早朝からショートトリップで静岡へ。

まずは、今年世界遺産に登録された富士山へ向かう。
富士山は自分にとってとても思い入れの深い場所。
実家が富士山が見える場所にあったこともあり、
僕は、この富士山を見ながら育った。

富士山に初めて登ったのは小学1年生の時。
それ以来、20回以上登っている。
だいたい富士登山をするときは人生の節目のときが多い。
登ることで様々な気づきを与えてくれる、そんな山だ。

いつも麓まで来るのは夏で、冬の富士山を間近で
見るのははじめての経験。

少しワクワクしながら、登山道の入口を目指す。
当然道は途中から雪道となり、スタッドレスタイヤの
ありがたさを噛み締めながら、水ガ塚駐車場へ。

ここは、今年のUTMF(ウルトラ・トレイル・マウント・フジ)の
給水地点で使われた場所。

ここからの富士山の雪化粧した景色は圧巻。

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雪道を少し歩いて、その空気を肌で感じてみる。
夏の富士山も美しいが、冬の富士山はまさに幻想的。
自然の厳しさと美しさが共存するその世界に惹きこまれた。

ちなみに来年の4月の最終金曜日~日曜日まで
UTMFへの参戦が決まっている。(抽選で当たった!)
この富士山の周りの山々を上り下りしながら、
この富士山を360度ぐるりと回りながら走る感じだ。
距離にして160km、累計高低差9000mを超える
日本で最もレベルの高いトレイルレースの一つだ。
制限時間は46時間、この美しい富士山を眺めながら、
自分の限界にチャレンジできることが今から楽しみだ。
(それまでに体を作らないといけないが。。。)

その後、富士宮市にある富士山本宮浅間大社へ。

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ここは駿河の国の一宮。
この神様に見守られながら僕は高校までの人生を過ごした。
毎年、必ずご挨拶に来る場所の一つだ。

「日本(ひのもと)の 大和の国の 鎮めとも 
います神かも 宝とも なれる山かも 駿河なる 
富士の高嶺は 見れど飽かぬかも」

万葉の歌人高橋蟲麻呂が詠んだ清らかで気高く美しい富士山。
この富士山を御神体として鎮まつっている。
ご主祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。
副神として先日霧島でお会いしたニニギの尊様も名を連ねている。
ちなみにニニギの尊様の皇后様が木花之佐久夜毘売命様だ。

大祓祝詞を唱えて、ご挨拶を済ませた後、
今回のもう一つの目的の場所へ。

この場所の詳細はここにはかけないが、
どうしても今回エネルギーを感じたかった場所の一つだ。

約1時間ほどかけて山をのぼって山頂にたどり着くと、
そこは山の山頂にもかかわらず、大きな岩だらけの場所。

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日本の神々には様々な形態があるのだが、
こうした岩が集まっている場所にも昔から神社が
多く建てられている。

「岩座(いわくら)」という言葉があるが、まさに
こうした場所に昔の人はご神気を感じたのだろう。
奈良にある岩舞台古墳や、大神神社の御神体である
三輪山の山頂などもこうした巨石をまつった場所だ。

神社などで祀られていないが、強力なエネルギーの場所
として毎年おとづれているのが、四国の足摺岬の近くにある
唐人駄馬遺跡。

ここも山の中腹に巨石が積み上がっている。
この石の上で瞑想すると様々なことが起こったりする。

世界にも様々な巨石遺跡郡が存在するが、
このように日本にも実は巨石群が存在する。

昔の人は、こうした土地の持つエネルギーを感じることが
できていたのだろう。

そのエネルギーを感じた方が、その場を祀るようになり、
神社が立てられるようになっていった。

現代人は情報のうずに溺れていて、結局こうした人が
本来持っている「感じる力」が退化している気がしてならない。
知識や情報も大切だが、これからの時代、大切なことは
こうした感じるという感覚ではないだろうか?

自然に囲まれながら、ふとそんな感覚が降ってきた。
それでは、また!

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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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