みなさん、こんにちは!
今日で発想法のご紹介も最終日である。
今日は3つの方法をご紹介しよう。
まずKJ法について
KJ法では、最初にテーマを決め、そのテーマに関係あると
思われる情報を可能な限り出す。
さらにそれを、1つずつ別々の紙片に記入していく。
その後に紙片を類似するものごとにグループ化し、
タイトルを付けたらグループごとの関連などを考えながら
図解化していく。
その結果、テーマに関連する事業の切り口が見えてくる。
前出のブレーンストーミング法やゴードン法で
キーワードを抽出した後、この方法にかけることもできる。
次にPREP法を紹介しよう。
「PREP」とは、「Point」「Reason」「Example」「Point」の
頭文字をとって名付けられたものである。
主に、論理的に話をするために使われる手法を発想法に応用したものだ。
「PREP法」では、まずテーマを決める。
次にそのテーマについて、下記の段取りで文章化していくのだ。
①Point
テーマに関して思いついたアイデアのポイントについて文章で書いてみる。
②Reason
なぜ思いついたアイデアがいいアイデアなのか、その理由を文章で書いてみる。
③Example
思いついたアイデアはどのように使えるのか、具体的な事例を文章で書いてみる。
④Point
思いついたアイデアを、別の言葉に代えて文章を書いてみる。
このサイクルを繰り返しながら、アイデアを具体化していく。
最後はTRIZ法。
これは、テーマを決めて、そのテーマを
下記のチェックリストに照らし合わせてアイデアを発想する方法だ。
1.分割 分割したらどうか?
2.分離 分離したらどうか?
3.局所性質 一部を変更したらどうか?
4.非対称 非対称にしたらどうか?
5.組み合わせ 2つ以上を合わせたらどうか?
6.汎用性 他でも使えるようにしたらどうか?
7.入れ子 中に入れたらどうか?
8.つりあい バランスをよくしたらどうか?
9.先取り反作用 先に反動をつけたらどうか?
10.先取り作用 先に予想したらどうか?
11.事前保護 重要なところを保護したらどうか?
12.等ポテンシャル 同じ高さにしたらどうか?
13.逆発想 逆にしたらどうか?
14.曲面 回転させたらどうか?
15.ダイナミック性 環境に合わせたらどうか?
16.アバウト おおざっぱにしたらどうか?
17.他次元移行 垂直方向を使ったらどうか?
18.機械的振動 振動を与えたらどうか?
19.周期的作用 繰り返しにしたらどうか?
20.連続性 継続的に続けたらどうか?
21.高速実行 高速で実行したらどうか?
22.災い転じて福となす マイナス点からプラスを引き出せないか?
23.フィードバック 基準値に戻したらどうか?
24.仲介 仲介したらどうか?
25.セルフサービス 自分で行ないようにしたらどうか?
26.代替 コピーしたらどうか?
27.高価な長寿命より安価な短寿命 安くてすぐダメになるものを作ったらどうか?
28.機械的システム代替 別のシステムを使ったらどうか?
29.流体利用原理 流体を使ったら(にしたら)どうか?
30.薄膜利用 薄い膜を利用したらどうか?
31.多孔質利用 スキマを利用したらどうか?
32.変色利用原 色を変えたらどうか?
33.均質性 質を統一したらどうか?
34.排除/再生 排除したらどうか?再生させたらどうか?
35.パラメータ 形や条件を変更したらどうか?
36.相変化 形状を変更したらどうか?
37.熱膨張 熱を加えてふくらませたらどうか?
38.高濃度酸素利用 濃度を濃くしたらどうか?
39.不活性雰囲気利用 反応しないものを入れたらどうか?
40.複合材料 違う質のものを合わせたらどうか?
是非参考にしていただきたい!
それでは、また明日!
コメント