アイデアを紙に書いてみる


みなさん、こんにちは!

今日はアイデアを紙に書いてみるという
話をしよう。

成功した事業を見ると、
「とてもあんなアイデアは…」などと
しり込みする人もいるかもしれない。

しかし、千里の道も一歩から。

どんな事業も、1つの小さな発想が出発点になっているはずだ。
それらを蓄積して、整理・修正し、磨き上げることで
事業にしていったのである。

だからいきなり完成に近い「グッド・アイデア」が出なくても、
とにかく事業に関連して思いつくこと、あるいは興味があること、
知りたいと思うことなどを、実際に文字化してみることが大切なのだ。

アイデアシートには、
事業アイデアを深めるために必要な項目が
たくさん入っている。
さっそくこのシートを使って、各項目を埋めてみてほしい。
またパソコンやノートを使って各項目のスペースを大きく取り、
関係あると思う考えや関連した情報を、
好きなだけメモしていくのも良いだろう。

シートを見て、自分の強みや弱みを客観的に観察してみる。
ある程度書き貯めたところで整理すれば、
その事業アイデア自体の強みや弱み、
さらには自分自身の強みや弱みまでが
輪郭を持ってくるはずである。

尚、このシートに向かう時点で記入できない項目があっても構わない。
時間をおいて調べたり、他人の意見を聞いたりして
じっくり取り組めば良いのだ。
書き直すのも、もちろん問題ない。
あるいはテーマ別に何枚つくっても構わないのだ。
アイデアシートは、あくまでアイデアのタネを
無駄にしないための道具なのである。

<アイデアシートの項目>

事業名
事業アイディアの概要
顧客にとっての魅力
社会にとっての魅力
自分にとっての魅力
顧客の具体的なイメージ
取引先・仕入れ先・提携先・協力者など
興味を示しそうな人や団体(その理由)
敵対しそうな団体(その理由)
類似事業
類似事業との相違点
競争相手に優る点 競争相手に劣る点
先行者か成功している理由
先行者が苦労している理由
その事業に追加できそうな商品やサービス
その事業からカットできそうな商品やサービス
実現するうえでの自分自身の課題
実現するうえでの社会的・地域的・業界的課題
許認可・届け出の必要性と種類
将来的なリスクや問題点
必要情報を得るための相手や機関
この事業アイデアに対する他人の意見

こうした項目を築いたときにメモ帳やスマホの
メモ機能などでメモっておくといいだろう。

それでは、また。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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