今日は深夜から富士の天子山地に出かけていき
トレイルランを楽しんできました。
今年の5月に行われたUTMFで、途中のこどもの国で
やむなくリタイアしたため、レース後半におとづれる
地獄のコースがどんなものか未体験なままでしたので、
なんとか今年中に体験しておきたいと思ったのが、
ことの発端です。
本当は先週末に行く予定だったのですが、雨のため
中止をして、本日仕事でアポイントが偶然消滅した
のを受けて行ってきました!
コースはこんな感じ
まず、車に自転車を積んで本栖湖まで行きました。
本栖湖の駐車場は無料なので、そこに車を止めて、
自転車を組み立てて、20kmほど先にある天子山地の入口の
白糸の滝を目指してサイクリング。
これがなかなか怖くて、早朝なのに国道139号線は幹線道路なので
トラックが次々と行き交います。ただ、最初の3kmの登りさえ登り
きってしまえば、そのあとはほとんど自転車をこぐ必要がありません。
坂道をそのまま道なりに転がっていけば、入口に到着します!
ここはバスがほとんどないので、UTMFのトレーニングにはこの方法が
一番時間調整ができて楽かと思います。(裏技!?)
さて、自転車で走っている途中で二つの景色が素晴らしかったので、パチリ。
朝の富士山の勇姿
綺麗なお花畑
約40分ほどで天子山地の入口に到着!
入口近くにある神社でトレイルランの安全祈願
近づいている台風の影響か、風がとても強くて、木々のざわめきが
すごかったです。耳を覆いたくなるほどの轟音と、回りにだれもいない
はずなのにいろいろと聞こえてくる動物の鳴き声や自然の響きがおどおど
しながら最初の山の山頂天子ガ岳を目指していきます。
※熊鈴、本当に持って行ってよかったと痛感しました。途中で何度も熊が
ひっかいたような傷を見たので。。。
こういう走りやすい道だけならいいのですが。。。
こんなところも登ります!
朝日が眩しい!バックに富士山のシルエット!
気持ちのよいトレイルコース
途中本当に風が強くて、なんども頭の上から木の枝が降ってきました。。。
轟音と寒さで本当に怖かったです。
約40分ほどで天子ガ岳山頂
道はどこだ???
草に隠れて道がわかりにくい!
長者が岳山頂
山頂からの富士山
次のピーク、天狗岳に到着
次へ向けて走り出す
※折れて足元にある木の枝、すべて風で折れて上から降ってきている奴です。。。
木々の切れ間から走ってきた山が見える
※このあたりでやっと風が収まってきました!同時に暑くなってきました。
途中の看板・標準時間の約1/3で到着
道がどんどん険しくなる。。。
雲守岳山頂到着!
雪見岳山頂到着!
このあたりで水が足りないことに気づいて、水場を探すも見つからず
水の消費量を極限まで減らして、トレイルを続行。
クマザサのトンネルに突っ込む!
笹でコースが見えないままどんどん進んでいたら、先にあったがけが見えず、
ふいに乗ってしまった岩がそのまま崩れて危うく遭難しかかりました。。。
近くにあった木の枝に必死にしがみついて難を逃れましたが、
「天子で転死」なんてシャレにもなりません。
ただ、前から調子の悪い左膝と左足首をひねってしまい、左手首もストックと
木の枝の間に挟まってひねった形で負傷をしてしまいました。。。
今回は30kmほどのトレイルなので、テーピングなどの装備を持ってこなかったので、
とりあえず、手ぬぐいで一番痛みのひどい足首を固定して、そのまま進みました。
予定では、本栖湖に午後1時半には戻る予定だったので、水も1.2リットルしか
持ってこなかったのですが、ここから大幅にペースダウンしたため、途中で水が
なくなる事態に。ハンガーノックならぬウォーターノック状態に苦しめまれる
トレイルになっちゃいました。
やっとの思いで地蔵峠到着
地蔵峠のお地蔵様に般若心経を唱えてみました
ここで下山するかどうか一旦悩みましたが、とりあえず
このコースの最高峰である毛無山だけは行っておこうと思い続行!
ふと顔をあげるとそこに見事な富士山が!
負傷した足にこのコースはキツい!!!
途中の看板に書かれている13に元気づけられる!
でも「一三〇恩」ってなんだ???
ここは日本か???
予定時間から大幅に遅れて毛無山山頂
もっと早くこの看板を見ていれば。。。
越えてきた山々
毛無山の山頂には怖い高山植物がいっぱい
これ、オニアザミっていうらしいです。トレイルのコースに群生していて
タイツを履いているのですが、とにかく足に刺が刺さって痛いんです(T_T)
高山植物の群生地域を抜けるとまたクマザサ地帯へ
雨が岳山頂
山頂からの富士山
水がなくてヘロヘロ状態で端足峠まで下る
本当はここから最後の山である竜ヶ岳に登ってUTFMの
天子山地トレイルコースは終了となるのですが、足の負傷と
水がなくて脱水気味になってきていたので、端足峠から直接
本栖湖へ下るコースを選択。ただ、足が痛くてなかなか進まず
道路に降りるまでに1時間半近くかかりました。。。
木々の間から登れなかった竜ヶ岳を望む
午後4時・本栖湖到着
このあと、急いで東京に帰って負傷した足と手首の応急処置をしました!
天子山地縦走で感じたことは、もっと登りの筋力を筋力をつけることが
必要ということと、改めて前回のUTMFは途中でリタイアして正解だったと
いうことですね。
今回は明るい時間で十分筋力もあったので、負傷してもなんとか戻って
来れましたが、100km以上走って憔悴してかつ膝が壊れている状態で
夜中にあんな道や崖を降りたら、間違いなくどこかで転落していたと思います。
来年UTMFを完走するために、改めて何をすべきかを学んだ貴重なトレイルランでした。
あと、一人では大変心細いのと、やっぱり怪我や脱水などいざというときに
危険なので、次回は複数名で来たいと思います。
長文お読みいただきありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
一気読みしましたよ。昼はきれいなトレイルですね。
私はここを19時に突っ込み5時に本栖湖へ 全く景色が分からず
読んでいてへーって感じです。
しかし、この時期によく一人で行きましたね~ 尊敬しちゃいます。
今度行くときは誘ってください。
27キロの山魂、日に1.2リットルの水は無謀だよ~
古茶さん
コメントありがとうございます!
あのコースを夜中に走ったんですね。。。凄い。
天狗岳の下りで古茶さんの言っていた滑り台らしき
場所、確認しましたよ。怖かったです。。。
是非雪の季節の前に一緒にいきましょう!