UTMF2014参戦記⑥


A8エイドから栗倉のウォーターステーションまでは
約14.4kmの道のり。

A7~A8の様子

ここは林道でかつ下り基調なので、
ずっと走ることができる。

マッサージで足が回復したので、
最初の1kmゆっくりストレッチをしながら歩いて
体をほぐしたあとゆっくり走り出す。
ジョギングペースでずっと走り続ける。
気分は100kmマラソンだ。
この苦しみと痛みの感覚には正直慣れている。

この区間は約2時間でクリア。

W1ウォーターステーション到着が午前9時25分。
水分補給とトイレをすませ、
次のA9エイドへ向けて出発。

次の区間はおよそ9.5kmの距離。
ここの区間は走ったことがなく、
噂で聞いていたいわゆる「鉄塔地獄」の区間なのだが、
どんなものか全くわからないので、
とりあえず体力を温存してゆっくりと進んでみる。

少し進むとすぐに鉄塔の続くエリアに到着し、
そこから西富士中学の近くまで、
ひたすら鉄塔の下を走ることになる。

コース図上はまっすぐなのだが、
高低差表に現れない細かなアップダウンがあり、
また鉄塔がひたすら現れるという単調で同じような景色が
続くことから気持ちが萎えてくる。

鉄塔の数を数えながらまだかまだかと進んで行く。
結局25本~26本の鉄塔の横をパスし、2時間かけて
この区間をクリアする。

太陽がのぼって気温が急上昇する。
暑さも手伝って、一番と朦朧とした区間だった。
A9エイド西富士中学に到着したのが午前11時16分。

ここで約45分のロング休憩をとる。

次の天子山地クリアのために、弱った胃に鞭打って
焼きそばを3人前食べる。
おしるこやチョコレートなどもコーラで胃の中に流し込む。

食料補給後、体育館へ出向き、カイロプラティックの
マッサージを受ける。
これまで22時間もの長い間、4kg近いバックを背負い
山道を走っているので、骨に歪みが出ているので、
その歪みを約20分ほどかけて矯正していただく。

その後、コース図とにらめっこして、
再度今回の最大の難所である天子山地の攻略方法を
イメージし続ける。

一昨年の秋に一度天子山地は縦走したことがあるので
その時の試走イメージをもう一度頭に焼き付ける。

こんな感じだ→クリック

ちょうど正午になったタイミングで、
荷物チェックを受けて西富士中学をあとにする。

30分ほどゆっくり歩きながら体の様子を確認して
天子山地の最初の山である天子ヶ岳の入口にたどり着く。

いよいよコース最大の難所、天子山地へのチャレンジだ。

UTMF2014参戦記⑦へ続く


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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