おんたけウルトラトレイル2017参戦記


昨日、おんたけウルトラトレイルレースへ
参戦してきました!

今年は4月に大きな事故をしたため
(⇒事故の様子はこちら
参戦できるか微妙でしたが、
なんとか身体を回復させて
レースに間に合わせることができました。

金曜日の夜中に自宅を出て
まずは飛騨高山へ。

最近、一宮めぐりを行っていて
せっかくなので飛騨一宮の
水無神社へ。

朝の境内は誰もおらず
気が通っていてとても気持ちがいい。

ひとつひとつの社に
時間をかけて丁寧に参拝する。

そのあと、近くの温泉施設で
お昼過ぎまで仮眠したのち、
レース会場のある王滝村へ移動。

王滝村は御嶽山の麓にある村。
景色が素晴らしく、ここに来るだけで
癒される。

レースのメイン会場である
松原スポーツセンターで受付をすませる。
スタート&ゴールゲート前でパチリ。

スタート時間まで、かなり時間があるので
とりあえず車の中で仮眠。
どんな場所でも寝ることができるのが
僕の特技。こういう時は重宝する。

夜10時半過ぎに目覚めて、
そのままレース着に着替えて
スタート地点へ移動。

以前の四万十川ウルトラマラソンで
一緒に走った浦中さんにスタート地点で
会うことができて、お互いの健闘を誓い
堅く握手。

そのあと、コースの説明が主催者側より
実施される。ちなみにコースの様子は
こんな感じ。

ま、大けが明けのリハビリ目的のレースなので
無理をせず、行けるところまでいってみようと
改めて自分に言い聞かせる。

いつもと同じ最後尾について
スタート時間を待つ。

7月16日(日)午前0時スタート。

まずは林道の入口を目指して約5㎞ほど
アスファルトの坂道をのぼっていく。

無理をしないでゆっくりと
言い聞かせていたにも関わらず
久しぶりのレースでワクワクなのか
いきなりのハイペース。

林道に入るまでに最後尾から順位を上げて
真ん中位の位置につけていた感じ。

林道に入ってからもペースを落とさず
そのまま進んでいく。
最初の山は一回も歩くことなく
登り切って、そのまま最初の小エイドへ。

足の感覚は悪くないが、あまり走る練習を
していなかったので、すでに走りの筋肉が
悲鳴を上げている
このままだと後半走れないだろうなという
予感のまま二つ目の山へ。

このあたりから登りは走ることが
できなくなり、登りは歩き、
下りで走るというスタイルへ変更。

最初の関門である32㎞地点には
午前5時に到着。
以前のレースでは4時過ぎには
ここに到着していたので、
二つ目の山からペースが
かなり落ちたことを実感。

少しペースを上げたいが、走る筋肉がほとんど
機能しなくなっているので、無理をすることなく
歩きメインで行くことに切り替える。

実は今年の3月~4月にかけて歩きお遍路で
1150㎞を3週間で歩き切っているので、
歩く筋肉に関してはかなり鍛えられている。

50㎞地点の小エイドに到着したのが、
午前7時頃。
実際にはここは47㎞地点で、
50㎞ポストはここから3㎞ほど先にあったため、
実際の50㎞通過は午前7時半頃。

太陽の光がかなり強く、寝不足もあって
頭がくらくらし始める。
「曇ってくれ!!!」と心で叫びながら
一歩一歩前に進んでいく。

60㎞地点に到着したのが午前9時過ぎ。

ここから日陰の無い道を延々と
進み続ける。単調なコースで
同じような曲がり角を何度も
何度もクリアしていく。

午前10時40分、第二関門63㎞地点到着。
ここで靴をアシックスのゲルフジから
はきなれたVASQUEに切り替える。

エネルギーを補給して10分ほどで
エイドを後にする。

次の第三関門までは15㎞ほど。
先ほどの祈りが通じたのか、
少し雲が出て日差しを和らげてくれる。
(ほんの30分ほどでしたが。。。)

午後1時15分、第三関門(78㎞地点)到着。
この時点で完走を確信。
そうめんと水、アミノバイタルを補給して
15分ほどで出発。

90㎞地点まではほとんど日陰が無い状態。
寝不足に加えて、熱射病になりそうなので
湧き水や沢の水で身体を冷やしながら、
進んでいく。

もはや走ることはできないので、
歩く筋力だけで、進んでいく。
下りでたくさんの人に抜かれたが、
今回はこれでいいと自分に言い聞かせる。

15時45分、90㎞地点到着。
あと10㎞。

林道を抜けると、ゴールまでは
アスファルトの道。
日差しが戻ってきて、アスファルトからの
照り返しのために頭がくらくらする。
軽い熱射病っぽいが、気合いを入れて
とにかく進んでいく。

スタート地点である松原スポーツ公園が
見えてきた。あと少し。

公園へ向けての橋を渡って
坂道を登り切れば、残り500m。
最後の力を振り絞って、走ってみる。

午後5時7分。ゴール!
ゴールした後、記録証を受け取って
そのまま近くの水道で身体を冷やす。

車に戻っても頭痛が収まらないので、
しばらく横になってみる。
着替えたいが、その気力も残っていないので
栄養ドリンクとサプリメントを
体に押し込んで回復を待つ。

一時間ほどで動けるようになったので
着替えて、帰路につく。

途中、ものすごい眠気が襲ってきたので、
八ヶ岳のパーキングエリアで
仮眠をとってみたら、気が付いたら
朝でした。。。

結局自宅へ戻ったのは翌日の朝6時過ぎ。
前進に筋肉痛と擦り傷はあるものの
大ケガの後遺症も、熱中症の症状もなく
いたって元気。

ということで、無事完走を果たし、
自宅へ戻ってくることができました!

たくさんの応援をフェイスブックや
メールでいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます!

あと、100㎞トレイルを完走できる程に
身体も回復しましたので、
大けがで救急搬送された際には
ご心配をおかけしましたが、
もう大丈夫です!

ここに完全復活宣言をして
ご報告を終えたいと思います。

ありがとうございました!


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    この記事を書いた人

    静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
    1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

    2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
    生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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