「TIME」、面白かったです!


今日は映画の「TIME」を見てきました。
予告編からかなり期待をしていた映画ですが、
実際のストーリーもその期待を裏切らず、
素晴らしい作品でした。

ストーリーの概要は以下の通り。

—–
舞台は、寿命をコントロールできるようになった近未来。
人類は遺伝子操作により25歳で成長がストップし、そこから等しく
1年間の寿命が与えられるようになっている。
その結果、通貨としての金銭は無くなり、代わりに人々は「余命」を
やり取りして経済活動を行っていた。
スラム地区に住むウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、
目覚めると常に余命残り24時間を切っているほどの「貧困者=時間無し」だが、
困っている人を見ると惜しげなく余命を分け与える優しい男。
そんな彼が、あるとき自殺志願の大富豪から100年単位の余命を
譲り受けた事から、運命の歯車が大きく変わり始める。

主人公は長大な余命をゲットした後、防壁で囲まれた富豪地区へと向かう。
スラム地区では数週間の余命を持っているだけで命を狙われる。
富豪地区で知り合ったヒロインと、世の中の仕組みを変えるために
スラムである活動をはじめる。
—–

この映画における「時間」とは、現実世界における「お金」のこと。
現実社会でもお金がなくなれば、死に近づいてしまいますが、
この映画ではそれが時間=寿命に置き換わっていますから、現実世界とは
比較にならないほど資産が減少する恐怖とリアル感が伝わってきました。

主人公は敢えて1日だけという時間に拘り、その1日の人生を
繰り返すことで生きることの意味を突き詰めていると感じました。
また、主人公を負う刑事役も彼のポリシーから1日だけの時間を
主人公と同様に自分の使命をまっとうするために使うという部分に
何か大きなメッセージが伝わってきました。

資本主義、お金主義のアメリカのハリウッドでこの映画が作られ、
公開されていることに現代社会に対する大きなアンチテーゼが
示されているように思います。

先日こちらのブログで紹介した「Thrive」と、かなり共通した
現代のお金至上主義とその仕組みを作り出している勢力に対する
メッセージが込められています。

細かなシナリオやシーンの設定などについてはツッコミ所満載ですが、
時間という資産について強く考えさせられる映画です。

映画を見たあと「時間をもっと大切に使わないと」ときっと思いますよ。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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