皆さん、こんにちは。
必殺突破人、服部です!
先週金曜日から土曜日にかけて
ウルトラトレイルマウントFUJI(通称UTMF)に
参戦してきましたので、その様子をお伝えしたいと
思います。
抽選で外れてしまったため、今回は半周のコースである
STYレースへの出場となりました。
STYのコースの概要やイメージは、
先日こちらのブログでお伝えしたとおりです。
4月26日(金)午後1時に富士山こどもの国を
スタートしました。
この場所は昨年、UTMF100マイルレースに参戦して、
リタイアを決めた因縁の場所。
今年こそはきちんと最後まで走りきると心に誓って
スタートラインをきりました。
<スタートの様子>
最初の3kmほどはこどもの国の中を走ります。
先頭集団はすごい勢いで飛び出していきましたが、
僕は時間内完走が目的なので、最後尾からゆっくりと
走り出し、園内で最初のトイレをすませました。
こどもの国を抜けると、しばらく気持ちの良いトレイル
コースが続きます。
昨年、このコースをポールをつきながら
痛みをこらえて歩いたのが思い出されました。
あの時は辛かった。。。
広めの林道ではペースを上げて、どんどん順位を上げて、
のぼりでは歩いて休憩するというペースで高度を上げていき、
最初のエイドに到着。
この時点で半分くらいの順位まで上げていたようです。
次に国有林の林を抜けて森林限界のところまで富士山を
駆け上がります。スタート地点から約1000m上がったところで
四辻に出ます。
今回のコースの中で最高地点であるとともに、一番雄大な
景色が拝められる場所です。
ここから一気に太郎坊まで富士山の砂道を下ります。
昨年は無かったコースですが、今年は富士山をまさに
体感できるようになりました。
イメージとしてはこんな感じです!
一気に下って、富士登山御殿場口の太郎坊へ到着。
ここで、僕のランニングメンターである古茶さんが
待っていてくれました。
古茶さんは今回ボランティアメンバーとして参加していて
知り合いがエイドにいるだけで、
すごく勇気がもらえることを痛感いたしました!
古茶さん、ありがとうございました!
約10分ほど休憩をして太郎坊を後にして、ダウンヒルステージへ。
次のエイドである須走道の駅まで一気に下ります。
昨年は明け方白樺の林を抜けたので、とても幻想的な感じだったのですが、
今回は、スピードステージと割り切ってあまり景色には目を向けず、
ひたすら走っていました。
林を抜けて長い舗装路の下りを走りきるとすばしりのエイドに
到着です。
少し長めの休憩をとったあと、本格的なトレイルステージに
入ります。
ここで、上りのトレーニングをあまり積んでいなかったのが
災いして、上りではほとんど走れなくなりました。
歩くのも辛くなり、100m進んでは休み、進んでは休みを繰り返し、
自分なりのペースを刻もうとしていました。
途中の山を越えているあたりで、日が暮れて辺りは真っ暗に。
日が暮れる直前の富士山の美しさに圧倒されました。
そのままヘッドランプを便りに、下りステージを走りきって、
午後8時過ぎに山中湖きららのA8エイドに到着。
途中道を見失って、15分ほどロストウエイしましたが、
携帯の地図を便りに下のコースに戻って事なきを得ました。
15分ほどの休憩できららをあとにして、
石割山のロッククライミングにチャレンジ。
きららを出発してから4kmほどは大したことないのですが、
そのあとの2kmが強烈なコースで、
「本当にここを登っていくのか。。。」と思えるような
きつい急坂が何度も襲ってきます。
約1時間20分ほどでこのステージも終えて、A9エイドで
休憩をしたのち、最後の大きなハードルである杓子山超えに
チャレンジです。
エイドで次の山の頂上まで6kmで400mほど登ると説明を
受けていたので、比較的なだらかなトレイルコースが続く
のかとおもいきや、6kmの間ずっと登ったり降りたりの
繰り返しで、累計高低差でおそらく1000m~1500m位は
あったのではないかと思います。
杓子山に入ってからは、先ほどの石割山以上のロック
クライミングステージが待っていました。
昨年、このコースを夜下ったのだと思うとぞっとしますが、
とにかく木にくくられているロープを便りに、腕の力で
どんどん坂を上っていきます。
気力も体力も使い切って、約3時間という時間をかけて
この杓子山をクリアしました。
(途中あまりに眠くて、気を許してがけから落下したら大変
だと想い、木陰で1時間ほど仮眠をとりました。)
ここから約11kmほど下り
を走りきって、最後のエイドに到着。
この時点で完走をほぼ確信しました。
ただ、このエイドで最後のトラブルが。。。
トイレが2つしかなく、かなりの行列に。
さらにそのうちの一つが水が流れなくなって
その対応に30分ほど要してしまうという状態に。
結局トイレ待ちで40分ほどロスしました。
体も冷え切ってしまったので、エイドをあとにして
しばらくの間はペースを上げて走って体温を
戻していきました。
杓子山に比べれば、どんな坂も大したことはないので、
最後の坂を無事登りきり、だらだらと続く林道を
ひたすら下っていくと、眼下に河口湖が。
うっすらとゴールの公園も見えています。
最後の力を振り絞って、山を下りきって、河口湖湖畔の
散歩コースを走って、河口湖大橋を渡りきって、
午前6時56分、ゴールしました!
全体のタイムは以下のとおりです。(速報値)
測定ポイント スプリット ラップ 通過時刻
Start 00:00:27 13:00:27
A5 in 01:58:53 1:58:26 14:58:53
A5 out 02:01:10 0:02:17 15:01:10
A6 in 03:15:12 1:14:02 16:15:12
A6 out 03:23:51 0:08:39 16:23:51
CP2 04:04:20 0:40:29 17:04:20
A7 in 04:19:18 0:14:58 17:19:18
A7 out 04:38:36 0:19:18 17:38:36
A8 in 07:54:48 3:16:12 20:54:48
A8 out 08:09:55 0:15:07 21:09:55
A9 09:31:30 1:21:35 22:31:30
A10 in 13:25:11 3:53:41 02:25:11
A10 out 14:02:40 0:37:29 03:02:40
Finish 17:56:14 3:53:34 06:56:14
フェイスブックでも書きましたが、
今回の準備不足、睡眠不足の中で、
このタイムは上出来だったと思います。
準備をきちんとして、体重をあと10kgほど
減らせば、15時間以内でゴールできる感覚を
得ることができました。
来年こそはUTMF100マイルに参戦して、
完走を果たしたいと思います!
長文にお付き合いいただきまして
ありがとうございました!
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