カラを破る


今日は殻を破るということについて書きたいと思います。

人は皆、自分の考えている世界の中で生きています。

五感で受信した情報(人によってはもっとたくさん感じて
いる方もいらっしゃいます。)をもとに、自分の頭の中で
情報を再構成して、そこに認知が生まれて、世の中を
知ることになるわけです。

人はその世界が全てで、皆同じ世界に住んでいると思っています。

ところが、その5感センサーは人によって大きく感じた方や使い方が
異なります。例えば、視覚型の人は目で見た情報を中心に自分の認知
情報を組み上げることになれていますが、聴覚型の人は耳から聞いた
音や感じた波動をもとに自分の世界を組み上げます。同じ情報を受けても
人によって感じ方、情報の組成方法、そして認知方法が全く異なる
ために、まったく同じ世界というものは存在しないわけです。

本当に全く異なってしまうと全くコミュニケーションが取れなくなり
大変不便ですので、最低限の部分は共通認識として生活に支障が出ない
範囲で感じることができていますが、100%一緒ということはありません。

まずはこの仕組みをきちんと把握しておくことがとても大切です。

同じ情報で同じ感覚で受信をしても、その信号に対する反応は実は
その人の生来持っている遺伝子情報や生後これまでの間に経験してきた
ことに左右されることになります。
人によっては素晴らしいと感じる体験であっても、別の人にとっては
そうではないこともたくさんあります。

結局人は、自分が作り出した世界の中で生きているわけです。

今、いろいろな壁や試練に直面されている方、その難しいと考えられる
様々な事象も実は自分のセンサーと感覚が作り出しているということに
気づくことができると、世界がパッと広がります。
無知だったり、勝手な思い込みによって自分を追い込んでしまい、
ストレスを感じたり、前に進めない状態を生み出しているとしたら
それはとてももったいないことです。

たまには自省することも必要ですが、視点を一つ大きくもって、
自分の世界から飛び出して俯瞰で物事を見ることも必要ではないでしょうか?

世の中が大きく変化している今の世の中だからこそ、じっくりと
その動きを見極めて、自分の立ち位置と役割を正しく認識する必要が
あると強く感じます。

是非、自分の殻を破って、大きく羽ばたいてみましょう。

<今日の食事>
朝:みかん+ケーキ
昼:抜き
夜:カレー


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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