今日テレビで日本アルプス縦走レースの様子を見ました。
通称TJAR:トランスジャパンアルプスレースです。
富山湾から静岡の駿河湾まで日本アルプスの山々を超える
415kmの超長距離レースです。
日本で一番過酷と言われる山岳レースですが、その過酷さは
UTMFがかわいく思えるほど。もちろんペースなどが異なるので
直接比較はできませんが、それにしても3000m級の山をいくつも
超えるというその過酷さはすごいものがあります。
参加条件を確認してみると、その凄さがわかります。
<TJAR参加条件>
1.TJAR本大会を想定した長時間行動後、標高2,000m以上の場所において、
2回以上のビバーク体験(※)があること。⇒露営技術
2.1日に、コースタイム20時間以上の山岳トレイルコースをコースタイムの
55%以下のタイムで走りきれる体力と全身持久力を有すること。⇒山岳/走力
例:日本山岳耐久レース(71.5km)レベルの大会において、11時間10分以内で完走できること。
3.フルマラソンを3時間20分以内あるいは100kmマラソンを10時間30分以内に
完走できる体力を有すること。⇒平地/走力
4.山岳保険(捜索、救助等を含む)に、必ず加入していること。⇒山岳保険加入
5.リスクマネジメント(危機管理)に対して
①事前にリスクを回避する《危険回避能力》
②アクシデント発生時に対応できる《事故対応能力》を身につけていること。
6.自己責任の法則・・・「すべての責任は、自らに帰する」ことを自覚して行動できること。
7.選考会1ヶ月前までに、医師診断書もしくは人間ドッグ結果報告書
(但し、心身ともに異常なきこと)を提出すること。
8.選考会開催日において20歳以上である事。
※ビバーク体験:ツエルト+レスキューシート(もしくはシュラフカバー)のみで、
ひと晩を過ごす事。ただし、以下のようなビバークは不可とする。
①富士山五合目もしくは乗鞍岳畳平まで車で行き、駐車場でビバーク
②中ア・ロープウエイを利用して中岳キャンプ場でビバーク
※必須条件・・・1. 4~8
※書類選考における参考条件(実行委員会が同等の力を有することを認めた者)・・・2. 3.、
ちなみにコースはこんな感じです。
北アルプス、中央アルプス、南アルプスを全て縦走して、一週間で走りきる
わけですから並みの体力・精神力では参加できないでしょうね。
まだまだ雲の上の存在の大会ですが、これから鍛えて、いつか狙えるところ
までいけたらいいですね。
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