今日は、明日都城で開かれる焼肉カーニバルに
参加するために、鹿児島までやってきました。
その移動の飛行機の中で、先日頂いたアエラを
読んでいたら、面白い記事を見つけました。
「森田真生」~独立数学者~
無限をひた走る全身数学家の物語
ただ、ひたすら研究に没頭したいから、
どこの組織にも属さず、日々数学と格闘している。
新進気鋭というのはたやすい。
だが、日本では類を見ないタイプの研究者の可能性は
未知に富む。
元バスケ少年は、頭脳だけでなく身体を使って数学を思考する。
彼はなぜ、なんのために、数学を突き詰めるのか。
(以上記事より抜粋。)
数学の難しい論理はわからないが、彼の考え方の背景にある
哲学がとてもユニークで面白いのです。
特に圏論的アプローチという部分にとても惹かれました。
まず要素があり、その要素の集合として全体ができると
考えるのではなく、まず全体があり、その関係性のネットワークが、
個々の対象のアイデンティティを決めているという考え方が
圏論の基本思想だということ。
こうすることで、全体像の中から個を類推することが可能となり
個体の積み上げでは見えなかった世界が、見えてくるようになるわけで
一気に考える視野を広げることができます。
数学の世界を突き詰めるなかに、ある哲学が見えてくる。
とても面白いですね。
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