システムは道具


ある経営者とのお話の中で気づかされたこと。

世の中にたくさんのシステムが存在していますが、
それらは全て「道具」だということです。

特に企業が新しい基幹システムを導入するときには
そのシステムにすべての期待を寄せて、なんでも
盛り込もうとしてしまいます。

全てを盛り込もうとするあまり、機能が煩雑化して
結果として使いにくいシステムが出来上がって、
結局ユーザーから見た時に使えないという評価が
くだることが少なくありません。

システムは誰のためにあるのか、それをまずは念頭に
おいて設計やスキーム作りを行うことが大切です。

多機能よりもシンプルで使いやすいもの、これが
ユーザーが求めているものです。
システム屋はなるべく多くの機能を盛り込んで
多機能さをウリにしたがります。当然ですが、
そのほうがシステム料金も高くなるからです。

「誰のために、何のためにシステムを導入するのか」

そこに焦点を絞ることが大切だと思います。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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