国会中継を見ていると気持ちが悪くなる


今日午前中少し時間があったので、NHKの国会中継を見ていた。
拉致容疑者関連団体献金問題について、家族会の増元さんが切実な意見を
国会で語っていた。

山谷えり子議員が民主党総計2億円以上の拉致容疑者関連団体
献金問題について追求をしていたのだが、菅総理の答弁が不誠実
きわまりない。
拉致実行犯と直接関係のある団体に、この巨額の寄付は良いのか? 
と質問してもすり替え答弁で白々しく「知らないもん」の一点張り

何度繰り返し質問しても答弁がトンチンカンすぎてかみ合わない。

知らないですむのであれば、世の中どんだけ楽だろうか?
脱税しても、犯罪を犯しても、「知らなかっただけ」ですむような
そんな理不尽が国会でまかり通っている。正直ありえない。

答弁のやりとりはこんな感じである。

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山谷氏
「原敕晁(はらただあき)さんを拉致したシンガンスは、
韓国で捕まり死刑判決を受けた。
菅総理は助命嘆願書に署名し『迂闊だった。知らなかった』
と言うが、田英夫から頼まれたことですね?」

菅総理
「この件はテレビでかつて安倍晋三議員から指摘され、
国対でも岸議員から指摘され、その都度キチッと説明している。
当時、確か社会党が中心となり、
日本国内の在日韓国人の方が韓国に行き、
民主化運動の活動で、ゼントカン政権で逮捕され
弾圧を受けていたので、その救済の署名集めを
社会党を中心に行われ、私は当時、社民連で党首が
田英夫さんだったので、社会党の多くの議員と
社民連と公明党からも何人かが署名した。
その中に拉致犯人がいたと判明したので、
知らなかったとはいえ、不注意だったのでお詫びを申し上げた。」
              
山谷氏
「市民の党の代表の斎藤まさしこと酒井剛は、田英夫氏の娘婿だ。
そこに2億円以上資金が流れている。
今の答弁は通用しない。真面目におっしゃってください。」

菅総理
「私は斎藤まさし氏は以前から知っているが、誰のご主人かは存じていない。」

山谷氏
「それも信じられない。市民の党や平和と民主運動(MPD)の
事務担当職が同じだが、この方は今現役の民主党の
国会議員の秘書もしている。
ということは市民の党と民主党はもうズブズブの
関係なのはご存知ですね?」

菅総理
「まぁあのー、今ご指摘の点は自らは調べていないので、まだ確認していない。」

山谷氏
「民主党は平成14年、在日本朝鮮セイメイ商工会
中央常任幹事会からパーティー券を30万円買ってもらっている。
(江田五月のシンガンス署名はほとんど記憶がないが、
菅総理が説明したとおりで大変申し訳なく思っているという答弁)
先週、家族会・救う会と訪米した。先日の衆議院予算委員会の
古屋議員とのやり取りで、菅総理は家族会に謝る気持ちはないのかと
3回聞いたのに、3回ともはぐらかして答えなかった。
今日、この場で謝って頂きたい。」

菅総理
「拉致対策本長として、拉致被害者を日本に帰せない事に
ついては大変申し訳ない。衆議院の審議での話は
三鷹市議選に関して仰ったもんで、特に私が承知を
していない事だから、なにか謝るとか謝らないとかと
いうことにはならない。
結果が出せてないことについては申し訳なく思っている。」

山谷氏
「拉致実行犯とズブズブの関係団体に民主党は2億円以上寄付していると
いう事に関し、家族会の皆さんに申し訳ないかと聞いている。」

菅総理
「今、その私には、三鷹の方のことを言われたので、
いや、いや、ここにも・・・ですから私はあの、
そうしたあーえー、何と言いますか、あのー、おー、
拉致いーに関連した人が、この、おー、
党の関係者であるとは承知してない。」

山谷氏
「何度も繰り返すのイヤなので、委員長、通訳して差し上げてください。」

以下無意味な繰り返しのやりとりが続く。。。

菅総理
「そうした関係にあるとすれば申し訳ないと思う。
ただそういう関係にあったという事について私自身は認識していない。」

山谷氏
「よくそういうウソを平気でおつきになる。呆れた。
家族会事務局長の増元さんに来ていただいているが、
今のやりとりを聞いていかがですか。」

増元氏
「(挨拶) 家族会が平成9年に結成されて、
日本の社会の闇・政治の闇に翻弄され、痛めつけられて13年を過ごし、
いまだに家族を取り戻すことさえ出来ない状況。

その闇は、北朝鮮に拉致された家族を取り戻してほしいと
訴えている横で、赤い旗を振った人達が
『強制連行の人達はどうするんだ』
『朝鮮半島に対して私達がやったことをどう考えるんだ』とか
非難の言葉を私達に投げかけられた。

私達の願いは家族がこの繁栄した日本で、一緒に過ごしたいという思いだけ。
それがイデオロギーの言葉で打ち消されるような状況が、
本当にわが国のあり方なのかという思いで戦ってきた。

未だに拉致問題に対しては、イデオロギーで反対・沈静化される方がまだいる。

その中でも、今回、この私が訪米する前に産経新聞に掲載された
菅総理の資金管理団体から市民の会・市民の党への献金問題は
本当にあっていいものなのか、私達がこれまで戦って、
ようやく金正日に拉致を認めさせる流れを作ったのに、
再び、また戦わなければならない闇が生じているのではないかと
いう危惧をしている。

昨日、家族会代表は
『拉致問題を政争の具ではなく、本当に解決するために、
皆さんで一緒になってやっていただきたい。それだけなんだ』
と言われていた。

早紀江さんは、『何を信じて良いのか分からないよね』と
この報道を聞いて、
『本当に私達の家族を取り戻してくれる政府であるのかどうか、
信じて良いのかどうか、この報道を聞いて吐き気がするほど具合が悪くなった』と
言われている。

総理がさっき山谷議員の質問にあったシンガンスの事件で江田法務大臣と共に、
助命釈・放嘆願書に署名した話で『迂闊だった』とお詫びされ、
家族会は『過去の事は問わない。被害者救出を一生懸命やっていただければいい』と、
あの時には了承した。

それが平成19,21年の間に総理の資金管理団体から、
石岡了さん・松木薫さんを拉致した実行犯の森順子さんの息子が
日本で立候補するのは自由だろうが、

しかし彼らはいまだに、拉致問題に関して彼らが行ってきたことを
明確にしていないのは、北朝鮮での教育と日本革命という思いを
まだ持っている方たちだと思う。

それを知らなかったとしても、その方たちを擁立した団体に、
総理の資金管理団体から多額の献金をしていたのは、
わが国のためにも明確にして頂かなければならないと思っている。

私の父は9年前に『日本を信じる』と言って死んでいった。
その日本というのはどういう日本なんでしょうか?

30数年間も日本国民が拉致されて、未だに取り戻していない、
弱い日本ではなかったはず。
父が信じた日本は、すぐ私達の家族・国民の命を救出できるような国。
それを信じて死んでいったと思う。

そういう国づくりを皆さんにして頂きたいし、
そういう国であると国民の前に知らしめていただきたい。

私の姉は拉致されて33年になる。
彼女の人生、本当にあの北朝鮮というむごい土地で
暮らさなければならなかった。
その彼らのむごい人生を送らなければならなかった
代償はなんだったのか。
彼女たちの犠牲によってこの国が強いマトモな国であると。
そういう国にしていける状況になったと言うことを
拉致被害者皆さんのお陰で、この国が本当に日本で
あるための流れをつくったという思いを彼らに感じてほしい。

彼らの犠牲をムダにしてほしくない。その思いが非常に強い。

総理は一応『分からなかった』『知らなかった』と仰ったが、
これはシンガンスの時と一緒だろう。
過去は問わないが、二度目のこういうような状況に対し、
やはり総理として国民の前にその意思とその意図を明確にして頂くことが、
この国が今後どのような国になるのかという事を
国民の皆さんにも考えていただく良い機会になると考えている。

最後にお願いだが、このブルーリボンバッジは、北朝鮮イジメのシンボルではない。
拉致被害者を救出したい・助けたいというシンボルです。

是非、国会議員の皆さんもこのブルーリボンバッジを付けていただいて、
毎朝つけることによって、今現在も北朝鮮に100人以上といわれる
多くの拉致被害者が存在し、日本の救出を待っている現実を
いつも考えていただきたいんです。

確かに日本ではいろんな大きな問題があり、皆様方もお忙しいだろうが、
拉致問題が解決されていないことを、国民の命が掛かっていることを、
国民が今助けを求めていると言うことを、国会議員の先生方、是非、
毎日、ブルーリボンバッジをつけることで考えて、色々なことを
ご議論頂きたいと思っております。(お礼)」 (拍手)
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『本当に私達の家族を取り戻してくれる政府であるのかどうか、
信じて良いのかどうか、この報道を聞いて吐き気がするほど
具合が悪くなった

まったく同感だ。こんな首相を擁立している国民の一人で
あることを恥ずかしく思う。

<今日の記録>
RUN:11km(今月264km 今年2114km)
体重:84.0kg 体脂肪率20.5%

<今日の食事>
朝:豆乳
昼:お弁当
夜:飲み会(お刺身、サラダ)


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 国会中継を見る(流してる)のは結構好きですが、アキ管さんの登場に成ると、本当に稚拙でおっしゃる通り気分悪くなります。小学生のホームルームの方がレベル高いですよ。国会でこのドキュメンタリー映画を観たらいいのになあ・・・・http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2780520/6604900

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