本当の財産


今回の震災の映像を見ていてふと感じたことがある。
津波に流された住宅の跡地を見ると、基礎の一部が
残っているだけで、あとは何も残っていない。

結局、人が財産と呼んでいるものは、全て地球から
与えられたものであって、それをそれぞれが勝手に
「自分のものだ」と主張して持っているという幻想を
抱いているに過ぎないのではないか。

良く言われることだが、自分が死んだときにお墓に
一緒に持っていけないものは、本当の財産では
ない。どんなにいろいろなものを持っていても
最後は必ず地球に返すことになる。

でも、一つだけ持っていけるものがある。
それは、自分の経験=思い出=記憶である。
あの世がどうなっているか死んで見ないと分からないが
もし意識が残っているのであれば、自分がこの人生を
通じて培った記憶も持っていくことができるのではないか。

今、被災地において、パソコンのハードディスクの復旧作業を
行う会社にたくさんのHDD復旧依頼が舞い込んでいるらしい。
家やお金を失っても、家族や大切な人との思い出の写真だけは
なんとかしたいと強く希望するからだ。

被災者の思い出をリカバリーするために一所懸命に作業する
人たちの姿を見ながら、改めて自分にとって本当に大切な
ものは何かを考えさせられた。

<今日の記録>
RUN:お休みです。
体重:83.0kg 体脂肪率21.3%
カロリー:+4000-2000=+2000(累計▲18190)

<今日の食事>
朝:ごはん+コロッケ
昼:飲茶バイキング
夜:なし


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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