募金の行き先


最近、様々な場所で募金活動を目にするようになった。
先日のみずほ銀行のシステムダウンも、義援金の振り込み集中が
原因ということだったが、それにしても善意の嵐が日本中に
吹き荒れている。

大震災前のタイガーマウス報道でも感じていただのが、
本来、人はだれかのお役に立ちたいという善意を持っていて
こうしたときにそういう行動がどんどん具体的な形で現れて
くる。ただ、その善意の示し方や具体的な方法が分からず
それを考えたり、探したりしているうちに行動にいたらないまま
放置されてしまうケースが多い。もっと分かりやすく善意を
形にできる仕組みがあれば、きっと大きな経済の流れを
誘発できるように強く感じる。

ちなみに、今回様々な形での募金活動がされているが、
その過半数が赤十字に集まっている。確かにわけの
分からない団体へ寄付するよりは、赤十字に募金をした
方が安全度は高い。

だが赤十字の決算内容を見ると、そこにも疑問が残る。
集まっている寄付金のうち、義援金については100%
被災者のために送金されることが決められているらしいが、
義援金以外の名目で集められたお金は、通常の寄付と
変わらず赤十字の運営資金として蓄えられる。
本来であれば集められたお金がどのように区分され、
流れていったのか一覧表で示すべきだと僕は思うのだが、
一部の活動報告がなされているだけで、全体は誰にも
わからない。

本来であればこうした一団体に依存するのではなく、
信頼に足る複数の団体が、それぞれの活動領域ごとに
存在していて、完全なる監査体制のもとで運営がされている
べきだと思う。赤十字に天下っている元官僚メンバーの
退職金や報酬に僕らの募金が使われたのではたまった
ものではない。

今構想している一つのアイデアの中に、必要なお金を
分かりやすく提供したい方から提供される方へとどける
仕組みがあるのだが、きっとこれからの時代こうした
サービスが注目されていくように思う。

以下のサービス、以前テレビでも紹介されていたが
とてもユニークなので最後に紹介しておきたい。

http://justgiving.jp/

それぞれができることを実施し、応援するという流れから
大きな潮流を生み出している。

<今日の記録>
RUN:おやすみです。
体重:82.9kg 体脂肪率20.3%
カロリー(+2800-1800=+1000(▲17000))

<今日の食事>
昼:カレー
おやつ:ポップコーン+ケーキ
夜:チキンステーキ+サラダ+スープ+ハンバーグ


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 「赤十字に天下っている元官僚メンバーの退職金や報酬に僕らの募金が使われたのではたまったものではない。」まったく同感です。赤十字に限らず寄付金を募る団体には、寄付金のうち団体の運営資金にいくら使ったのかを明示してもらわないと、僕らとしては安心して寄付ができませんよね。重要なテーマだと思います。

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