先日読んだ書籍に良い事が書かれていたので、
その内容を今日は紹介したい。
<先を読んで、先手を打つ>
結果を出したい人の仕事は「守・破・離」から始めるべきだ。
これは、ある物事を習得するための学びの3段階を示す言葉だ。
「守」は、教えを正確かつ忠実に守り、技法を身につける段階、
「破」は身につけた技や形を洗練させ、自己の個性を創造する段階、
「離」はそれを前進させ、新しい独自の道を確立させる最終段階だ。
私流の「守」は、まず真似をすることから始まる。
何事も一人前になりたければ、まずはモデルになる人を見つけ、
その人のやり方をよく観察して、真似ることからスタートするべきだ。
この「守」である程度の結果を出せるようになったら、
今度は異なる方法にチャレンジする。
これが「破」の姿勢だ。
その上で、自分なりの方法を手にし、自分流を確立させる。
これが「離」の境地だ。
若さの特権は、怖いもの知らずの自信だが、
とかく「既存の古いやり方を変えるんだ!」と
意気込みが先行しがちだ。
しかし、経験が浅いうちは、やめておいたほうが賢明だ。
まずは達人のやり方をまねることから始めるべきだ。
そして、美しい型を身につけることが大切だ。
そのためには、モデルとなる人、師匠を慎重に選ぶべきだ。
もし、身近に適した人がいなければ、
本などで過去の偉人の生き様を参考にしたらよい。
そうして、自分が尊敬する人が、自分と同じような立場・年齢の時、
何を見つめ、何を考えていたかを知る。
そうすることで、今の自分のステップで何をすべきかを考える。
それを自分の道標にすることができる。
この「守・破・離」は、「守」から「破」、「破」から「離」へ
移行する時期の見極めがむずかしい。
先輩と成績が並んだ、年収がいくらに達したなど、
数値で測れる明確な基準を設けて、その都度、
生きるステージを変えていけばよい。
「ホウレンソウ」は仕事の基本だ。
しかし、その順番は少し違う。
実際には「相談」「連絡」「報告」の順がよい。
たとえば、ある企画について、部下が勝手に一人で話を進め、
最後の報告を聞いて上司が火消しに奔走する場面が
見受けられる。
これこそ「ホウレンソウ」ができていない典型例だ。
「そもそもこの企画でよいか」と上司に確認することからはじめ、
同意が得られたら費用や期間、納期などの詳細の詰めに
入るべきだ。
ここまでが相談の一連の流れだ。
その途中で経過を伝えて連絡し、最後に「無事に終わりました」と
報告するのが仕事の理想の形だ。
ホウレンソウ以外に大切なのが「ダ・ネ」だ。「ダ」は「打合せ」、
「ネ」は「根回し」を意味している。
まず、上司に相談する前に仲間内で
「こういう案件についてどう思う?」と根回しする。
内輪で合意が得られれば「A案とB案があるけど、どうだろう」と
軽く打ち合わせする。
こうした「ダ・ネ」の下準備があってこそ、
ホウレンソウは、よりスムーズに実行されるのだ。
私が「優秀だな」と思うのは「あの件、どうなった」を言わせない人だ。
仕事の報告をこまめにするので、私が尋ねるまでもないのだ。
また、紹介した案件についても
「例の件は、お陰様で無事終わりました」と
お礼や挨拶を欠かさない人がいる。
こういう人には、次も喜んで力を貸そうと思う。
こうして彼らは、紹介が紹介を生み、出会いの好循環を作るのだ。
反対に依頼ばかりしていて、その後まったく音沙汰がない人もいる。
こういう人には次がない。
だから、出会いが広がらない。
心がけ一つで改善できるのに、最後の仕上げができないだけで、
出会いの機会を失ってしまう。大変、もったいないことだ。
(書籍)一生ものの仕事の習慣 小山政彦/PHP研究所
(要約)ビジネス選書より抜粋
小山さんは「船井総合研究所」という経営コンサルティング会社の
代表なのだが、この本では数多くの会社における経験を通じて
学んだ仕事上の大切なことをわかりやすく端的に取りまとめられている。
書かれている内容は、ごくごく当たり前の事が多いのだが、
こうした基本的なことを100%確実に行うことが実は難しい。
当たり前のことを毎日継続して実行できるということは、
簡単なようで実際はとても大変なこと。
でもその積み重ねがその本人の仕事の習慣となり、
当たり前の基準となり、最終的には仕事の成果・結果に
つながっていくのではないだろうか。
※今日先日の保険の試験の合格通知が来ました。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました!
<今日の記録>
RUN:20km(今月累計330km 今年累計660km)
体重:81.0kg
体脂肪率:19.1%
取得カロリー:2300
消費カロリー:4000
通算カロリー:1700消費(累計14960消費)
昼:おでん+おにぎり二個+ヨーグルト
夜:居酒屋メニュー+アイス
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