Kiss or Kill


今月から本格的にトレーニングを再開しているなかで、
ランニング雑誌の一つの記事が目にとまりました。

キリアン・ジョルネの書籍のタイトルです。
キリアンは昨年のUTMBの覇者で、スカイランニングの
現世界チャンピオンです。
僕は彼の姿をNHKのUTMBの映像で見たのですが、その強靭な
肉体と精神力の高さに感銘を受けたのを覚えています。

そのキリアンの連載がランナーズの12月号からスタートしました。
そのまえがきだけで、かなり感動したので、ここに記載してみたいと
思います。

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栄光にキスするか、全てを捧げて果てるか。
敗北は「死ぬこと」、勝利は「感じること」を意味する。
闘いこそが、勝利、勝者を生み出す。
君はこれまで何度、怒りや痛みに涙を流しただろうか。
これまで何度、記憶や声を失い、疲労の限界を忘れただろうか。
これまで何度、微笑みをたたえて自分自身にこう言い聞かせただろうか。

「あと1周! あと数時間! あとひと登り! 痛みなんか存在しない。
痛みをコントロールしろ。粉砕しろ。振り払ってしまえ。
そして、走り続けるんだ。ライバルを苦しめろ。打ちのめせ!」

僕はエゴイストだろうか。スポーツとはエゴイストなものだ。
孤独と地獄を愛するためにはエゴイストでなければならない。
立ち止まる。咳をする。寒さを感じる。足の感覚を失う。吐き気をもよおす。
嘔吐、頭痛、衝撃、出血・・・。これ以上、すごいことなんてあるだろうか。
それでも「もうたくさんだ!」と脚が悲鳴を上げるまで登り続ける。
はるか遠くの山の途上で、嵐の中置き去りにされ、絶え果てるまで。

敗北は死を意味する。全てを捧げずに死ぬことなんてできない。
痛みや傷に涙を流す前にあきらめるわけにはいかない。力尽きるまで闘うしかない。
栄光は最高の勲章なのだから。

栄光を手に入れるのも、途中で果てるのも、全てを捧げてからだ。
戦わなければ意味がない。苦しまなければ意味がない。力尽きなければ意味がない。
さあ、そろそろ苦しむ時が来た。闘う時が来た。勝つ時が来た。
「kiss or die」。昔僕が住んでいた古アパートのドアに貼ってあった言葉。
僕は毎朝、この言葉を読んで練習に出かけて行った。

Killian Jornet(キリアン・ジョルネ)

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全てを捧げずにあきらめるなんてできない。
まさにその通りだと思います!

<今日の運動>
RUN:7km(累計148km)

<今日の体>
体重:86.9kg
体脂肪率:22.0%

<今日の食事>
朝:おでん
昼:マック
夜:大根なべ


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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