圏論的アプローチ


今日は、明日都城で開かれる焼肉カーニバルに
参加するために、鹿児島までやってきました。

その移動の飛行機の中で、先日頂いたアエラを
読んでいたら、面白い記事を見つけました。

「森田真生」~独立数学者~

無限をひた走る全身数学家の物語
ただ、ひたすら研究に没頭したいから、
どこの組織にも属さず、日々数学と格闘している。
新進気鋭というのはたやすい。
だが、日本では類を見ないタイプの研究者の可能性は
未知に富む。
元バスケ少年は、頭脳だけでなく身体を使って数学を思考する。
彼はなぜ、なんのために、数学を突き詰めるのか。
(以上記事より抜粋。)

数学の難しい論理はわからないが、彼の考え方の背景にある
哲学がとてもユニークで面白いのです。

特に圏論的アプローチという部分にとても惹かれました。

まず要素があり、その要素の集合として全体ができると
考えるのではなく、まず全体があり、その関係性のネットワークが、
個々の対象のアイデンティティを決めているという考え方が
圏論の基本思想だということ。
こうすることで、全体像の中から個を類推することが可能となり
個体の積み上げでは見えなかった世界が、見えてくるようになるわけで
一気に考える視野を広げることができます。

数学の世界を突き詰めるなかに、ある哲学が見えてくる。
とても面白いですね。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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