東京駅リニューアルオープン


今日から10月、いよいよ今年も最後のクォーターが
始まりました。年末へ向けて加速していきたいと思います。

さて、今日、東京駅がリニューアルオープンしました。

リニューアルといっても大正時代に建築された
その姿がそのまま復元され、見事な駅舎が復活しました。

JR東日本も粋なことをしますね。
復元ではなく、立て直しの方がよほどコストも抑えられて
工期も短く済んだのではないかと思います。
ニュースによれば、この復元に500億円という金額が
投じられたとのこと。
この予算を捻出するために「空中権」なるうちでの小槌を
使って、東京駅の回りのビルに高層階の追加建築の権利を売却
することによってこの500億円の大半を捻出したとのことです。

空中権の考え方はアメリカではすでに一般的ですが、日本では
この東京駅に適用されたのが始めてとのこと。東京駅の上に高層階を
作らないことが、丸ビルを30階から38階建てにしていいことに
どのようにつながるのか不可解きわまりないですが、それでもこの
アイデアによって、こうした偉業が達成されたことが素晴らしいです。

駅舎をみると、今まで社会科の写真で白黒で写っていたのとは全然
イメージが異なります。100年も前にこんなモダンで素敵な建築を
形にしていた日本人ってすごいなと率直に思いました。

私たちが歴史で学んだことは、すべてイメージで頭の中に残っているので
当時の写真や表現をもとに頭の中に汲み上げられていることが多いです。
でも実際にそうして作り上げられたイメージと目の前で見るイメージとは
大きく異なると思います。これが知識と経験の差でもあると思います。

日本を代表する建物の一つとして、これからずっとこの勇姿を保って
いただきたいものですね。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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