懐かしい塾業界


昨日、ブログでアップルVSサムスンの話題を取り上げたら
こんな写真がフェイスブックにアップされていました!

これ、なかなかシュールで面白いですね。

最近フェイスブック上ではこうした画像を利用した
様々な仕掛けやメッセージが増えてきていて、何か
こうした動きをビジネスでうまく活かせないかよく
考えます。人の認知を稼ぐために、何ができるか、
そこに意図性を感じさせない偶発的な要素をどのように
盛り込むか、そのあたりがKEYになる感じがします。

さて、先ほどWBSを見ていたら、塾業界で今発生している
栄光VS進学会のトピックが取り上げられていました。

僕は大学生時代4年間、進学会で塾講師を経験させていただき、
その後社会人になって、マーケティング会社で栄光の生徒獲得
及びフォローアップ施策についての企画を立案させていただいた
ので、両企業ともご縁があったせいもあり、思わず特集を最後
まで見てしまいました。

学習塾業界はいわゆる少子化の煽りをモロに受けていて、
今M&Aや統合による業界再編がおこなわれているらしいです。
進学会は北海道が地盤でそこから南下しながら全国展開を仕掛けて
います。栄光は関東が拠点で、関東地区における両者の利害が一致
したことによって業務提携が始まったようです。

今回の特集では、資本提携後のそれぞれの主張が大きく食い違い
結局資本提携解消へ向けて進んでいるような内容の放送でしたが、
僕は映像を見ていて本質的な問題は別のところにあるのではないか
と思いました。

いわゆる小→中→高→大→大企業という画一的な成功モデルが崩れて
受験というモノに対する重要度が低くなっている現在、新しい
価値モデルの創造と、それに合ったサービスラインの構築、及び
そこに刺さる新しいブランディングが求められています。
結局今までのステージの上でしか活動できていない両社は今後
苦しい戦いを強いられるように感じました。

今の若者が何を求めているのか、日本という市場だけではなく
世界市場において今後人材教育、人材ビジネスがどのように
変異、推移していくのかをもっと見据えたほうが、面白いと
思います。
企業体力があるうちに、こうした転換ができるかどうかで
企業の寿命が決まるように思います。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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