悟りの科学


この2週間ほど、ずっと悟りに至った人の脳の状態について
いろいろと考えていたら。。。。

引き寄せの法則が働いたのか、今日のNHKのTED紹介番組で
以下のプレゼンが放映されました。

http://www.ted.com/talks/jill_bolte_taylor_s_powerful_stroke_of_insight.html

プレゼンを行なっているのはジル・ボルト・テイラーさんという神経解剖学者です。

彼女の脳卒中で得た体験は以下の通り。

——-
1996年12月10日、朝、37歳で独身、一人暮らしの脳学者ジル・ボルト・テイラー博士は
頭痛で目覚めた。血行を良くしようと日課のエキササイズを始めたが身体感覚は異常だった。
しだいに視覚も異常になり、日常の思考にも困難を生じた。テイラー博士は自分の脳に異変が
起きたことを知り、助けを求めようと電話を手にしたが、ダイヤルも困難であり、
言葉もままならなかった。
左脳の言語中枢がやられていた。
ようやく電話を受けた同僚がうめき声で事態を察し、博士を救出したのは偶然に近い幸運だった。

 脳卒中に襲われ、外部から見ると言語も意識も乏しい状態にしか見えないテイラー博士だが、
彼女のある意識は突然の脳損傷にもかかわらず存在し、世界と、彼女に接してくる人々を認識していた。
左脳損傷から考えれば、その意識は右脳にあったのだろうと推測される。
右脳の意識によって、痛覚の中にも宇宙と渾然と一体化する至福感も味わっていたという。
——-

プレゼン自体もとても感動的なのですが、それ以上に彼女が学者の立場から悟りの
状態にいたる経過をとてもわかりやすく説明してくれています。

太古から悟りの状態について様々な記載がありますが、現代の人に理解がなかなか
できないのは左脳による思考が働きすぎているからかもしれません。
左脳の機能を弱めて、右脳の機能にもっと耳を傾けてみたら、人類だれでも悟りの
状態に入れるのかもしれませんね。

でも全員が悟ってしまったらおそらく社会生活は成り立たないので、(自他の区別がなくなって
しまうので)両方の状態をきちんとバランス良く持っていることが大切なのだろうと
思いました。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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