グラウンドワークインターンシップ初日


今日は、三島までグラウンドワークのワークショップに
参加するためにやってきた。
今日から5日間、缶詰になって全国から来た200名の参加者と
ともにグラウンドワークについていろいろと学ぶことになる。

グラウンドワークとは、1980年代初頭に英国内の地域社会の
衰退を背景に、環境省によって設立された組織であり、
「住民・企業・行政がパートナーシップを組み、
地域環境の改善を通して経済および社会の再生を図り、
持続可能な地域社会を構築すること」を目的としている。
この目的をもとに、各地域に実働団体(グラウンドワーク・トラスト)
が設立され、専門性を備えたスタッフと共に地域の再生と活性化に向け
パートナーシップ型のプロジェクトを展開している。

グラウンドワークが行うパートナーシップ型の地域再生とは、
地域内における活性化を目指し、地域の多くの人々が関わって、
持続的で自立した取り組みを確立することであり、
グラウンドワーク・トラストは、中間支援団体として、
その地域におけるそれぞれのパートナーの役割と力を
うまく引き出し、地域全体の力(地域力)が向上し、
自立した地域社会を形成できるように取り組んでいる。

グラウンドワークが取り組む事業分野は幅広く、

「物理的な環境改善」
「教育およびコミュニティの参加」
「経済と環境の統合」

をキーテーマとして掲げ、身近な環境改善活動を
基本に据えながら、教育、福祉、失業問題、青少年問題、
企業の社会貢献など、地域社会を取り巻く課題に総合的に
取り組むことを特色としている。
現在では、その事業分野を「コミュニティ」「土地資源」
「雇用」「教育」「企業」「若者」の6つに分類し、
多様な事業が行われている。

このグラウンドワークの日本の第一人者の渡辺豊博氏に
是非直接お会いしたいと考え、なんとかスケジュールを
やりくりしてこのイベントに参加した。

先ほどまで直接いろいろと渡辺氏とお話させていただき、
その真髄を学ぶことができた。
やはり一朝一夕にできることではなく、きちんとした戦略と
行動によってこうした大きな成果が生まれているということを
改めて思い知らされた。

明日は実際の町での取り組みを直に体験できるようなので、
楽しみだ。

<今日の記録>
RUN:10km 
体重:83.3kg 体脂肪率19.8%

■日本でのグラウンドワークの取り組み
日本では、1990年代に静岡県三島市や滋賀県甲良町、
福岡県福岡市などで、住民のボランティア活動として、
英国にならったパートナーシップ型での地域環境改善活動が始まった。

各地で取り組まれたパートナーシップ型の活動は、
それまでの行政に対する依存体質や住民意識の低下、
地域環境の悪化などの様々な課題をみんなで見つめ直し、
お互いが対立するのではなく、対等な立場で協調を図り、
協力しながら住民自らが行動することで、
地域を再生し活性化することに成功している。

現在では、このような取り組みが全国各地に広がり、
それぞれの地域の課題に対応し、多くの地域主体と
パートナーシップを組みながら、

「身近な自然や生態系の保全」
「河川整備や手作り公園整備」
「環境教育」
「障害者の社会参加支援」
「コミュニティビジネス」

など地域の活性化に向けた活動を展開している。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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