簡略化の罠


私たちはものごとを簡略化したり
全然別のことにたとえて
理解しようとする傾向が強い。

simple

確かに全体像を把握したり、
誰か他の方にきちんと伝えるという
目的を達するために
こうした手段を用いることは有用だ。

だが、一方で簡略化も例えることも
そのものをそのまま表現している
わけではないことを忘れてはならない。

本屋を見てほしい。

最近、販売という目的のために
とても簡略化した本ばかりが
棚にならんでいるのが目につく。

それが売れるから仕方がないのだが、
あきらかに内容が薄く
本質を伝えていないことが多い。

形や方法論にとらわれてしまうと
どんどんその本質が見えなくなる。

本質が見えていないと、結局
なんのためにそれをするのかが
わからなくなってしまう。

結果が求められているが
結果だけでは永続的な幸せは
感じることができない。
本当の幸せがどこにあるのか
それをつかむことが大切なんだ。

単純化されてしまった
その背後にある本当の意図や
真実に目を向けよう。

わかりやすくて簡単なこと。
その罠にはまらないように
是非注意してほしい。

今日はここまで

ひらめき電球


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

コメント

コメントする

目次
閉じる