亡己利他の心


己のためではなく、他のために生きる。
いや、他のためだけに生き抜く。

限られた人だけにしか出来ない
壮絶な究極の生き方だ。
いや、この生き方ができる人はすでに
人を超越しているかもしれない。

「忘己利他」という言葉は、
経典に説かれている言葉ではない。

これは、最澄(伝教大使)の
『山家学生式(さんげがくしょうしき)』
のなかの国宝論に出てくる言葉。

国宝とは何物ぞ

宝とは道心なり

道心ある人を名づけて

国宝となす

故に古人いわく

径寸十枚           

これ国宝に非ず

一隅を照らす

これ則ち

国宝なり

悪事を己に向へ

好事を他に与え

己を忘れて

他を利するは

慈悲の極なり  

(径寸=直径一寸の玉)

こんな人がどんどん生まれてくれば
地球も大きく様変わりすることだろう。

どうすれば全人類がこうした意識へ
転換できるのだろうか?

20140810_earth

では、また。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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