UTMF2014参戦記②


2013年は外れてしまった抽選に2014年は見事当選、
2年前のリタイアのリベンジを果たすべく、
まず参戦計画を立てて、一つ一つ実行していくことに。

2013年中は年末まで毎日10kmほど走り、
月1回は高尾山へ出向いて30km~40kmの
セミロングトレイル練習を行った。

高尾山のトレーニングの様子はこちら

IMG_4329-600x336

トレイルの場合は、体重も結果に大きく影響するので、
昨年12月にはとあるプログラムに参加して
9日間の断食を敢行し、
それまで93kgあった体重を一気に8kgほど落とした。

2014年に入って、会社の集合研修でパタゴニアへ出向き
現地では軽いトレイルの練習を行った。
計画では、日本に戻ってきてから
本格的なトレイル練習の追い込みに入る予定だったが、
体調不良が続き、約2ヶ月半もの間、まったく練習が
できない状態が続いた。
体重も89kgまで増加し、とてもこのままでは
100マイルトレイルはおろか、100kmマラソンですら
完走できないと薄々感じはじめていた。

日に日に焦りが続く中で、体調が良い日を選んで、
3月に入ってから少しずつランニングを再開。
3月初旬に毎日5km程度の練習を初めて、
3月中旬に高尾山で久しぶりに30kmを超える
トレイル練習を敢行。

軽い登りでもほとんど走ることができないレベルにまで
脚力が低下していることに驚きを覚えつつも
逆にどれだけ鍛えればよいかがこの練習で判明する。

毎日の練習量を10km~15kmに増やし、
体調が良い日は40km~50kmのLSDを組み入れた。
3日間で都内を100km以上走った時もあった。

4月に入ってからは、ハセツネコースを使った練習や
天子山地への試走を組み入れて、徐々に体をトレイルへ
順応させていく。

天子山地の様子はこちら

ad325a9acc6ad16605226de9deceda95

レースの5日前には、元々予定していた長野マラソンへ参戦。
ただ、ここでタイムを狙うとUTMFで乳酸が残ってしまうので、
1km6分の比較的ゆっくりとしたペースで、
最後までファンランを楽しむことに徹した。

実際、長野マラソンのタイムは4時間13分と、
1km6分ペースを最初から最後まで
ほぼ貫き通して走り抜いた。

これでほぼ肉体的な準備は整った。

次に装備品の準備。
装備品で、今回特に気を使ったのがシューズ。

これまでは、ゲルフジというアシックスの
トレランシューズを愛用していたのだが、
なにぶんソールが薄いために体重89kg+バッグ
の重量を支えるには不安だったので、
クッション性の高いものを選定。

<ゲルフジ>
gelfuji01

今回準備したのは次の二つ。

HOKA(トレイル用)

stinsontrail_ms

VASQUE

7bac81c8eb8b43ae46d582418b971df8

HOKAは最近人気の高いシリーズ。
クッション機能が素晴らしく、この靴で走っていると
走行距離が半分位の疲労感でいられるほど。

VASKは以前から愛用しているシリーズなのだが、
今回は新しいワンタッチのワイヤーで締める
タイプのものを選定。

最初はHOKAで行く予定だったが、実際に100km近く練習で走って
見ると脚の先が少し窮屈であることが判明し、
本番で使うことを断念。
ちなみに長野マラソンは全てHOKAで走ってみたのだが
脚の疲れはほとんどないものの、足の爪が割れてしまうほど
指先が窮屈だったため、この段階でHOKAはサブシューズと
することを決意。

それ以外の装備品も全て準備完了。
もう2回ほど出場しているので、
装備品の準備については手馴れたものだ。

<装備品一覧>
1.コースマップ(大会公式サイトで公開される「詳細図」を必ずダウンロードしてください)。(※1)
エントリーの際に番号を届け出た携帯電話。大会本部の電話番号(ナンバーカードに明記してあります)を登  録し、番号非通知にせず十分に充電しておくこと。レース前、レース中に大会本部よりこの携帯電話に緊急連  絡をすることがあります。
2.携帯コップ(150cc以上)。エイドステーションに紙コップの用意はありません。
3.1ℓ以上の水(スタート時および各エイドステーション出発時)。
4.食料。
5.ライト2個、それぞれの予備電池。低温では電池の寿命が短くなります。
6.サバイバルブランケット(130cm以上×200cm以上)。
7.ホイッスル。
8.テーピング用テープ(80cm以上×3cm以上)。(※2)
9.携帯トイレ。(※3)
10.保温のためのフリースなどの長袖シャツ。綿素材は認められません。(※4)
11.保温のための足首までを覆うズボンあるいはタイツ。または膝までを覆うタイツと膝までを覆うハイソックスの組み合わせ。いずれも綿素材は認められません。(※5)
12.保温のための手袋、耳までを隠す帽子。(※6)
13.雨天に備えてフードつきレインジャケットとレインパンツ。どちらも〈ゴアテックス〉あるいはそれと同等の防水、透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工してあるもの。(11.12.との兼用はできません)
14.ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など)。
15.保険証。(コピー不可)
16.配布されるナンバーカード、ICチップ(両足につけること)。
17.配布されるフラッシュライト(夜間走行の車輌から認識されやすいよう、ザックなどにつけること)。

これで全ての準備は整った。

UTMF2014参戦記③へ続く


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

コメント

コメントする

目次
閉じる