レースは2014年4月25日午後3時にスタートして
4月27日の午後1時までに戻ってこなければ
ならない。46時間の耐久レースだ。
レースのコースはこんな感じ。
高低差表は次のとおり
おおよそのタイムスケジュールは以下のような感じだ。
実はこのコース図、発表がかなり遅れて
距離が169kmに伸びたのを知ったのは
レースのおよそ3週間前。
昨年よりも8kmも距離が伸びて、累積標高差も
500m高くなっている。
一昨年参加した第一回レースと比較してみれば、
距離は13km、累積標高差にいたっては1000mも
増えている。。。
さらに、富士山が世界文化遺産に登録された
影響もあって、ストックの使用が全面禁止。
関門タイムも交通規制の時間の影響からか、
1回目では半分地点のこどもの国の関門タイムが
午前11時だったのが
今回は午前8時半にまで短縮されている。
ただでさえタフなレースなのに、さらに追い討ちを
かけるように厳しい条件がレース直前で増えたため、
当初考えていた関門通過計画では間に合わないので、
もう一度作戦を練り直す。
とにかく前半の関門が厳しいので、後半のことを考えて
体力や足を温存している余裕はない。
最初から飛ばして、できるだけの貯金を作るのが
第一だと考え、タイムスケジュールを作成。
そうこうしているうちにレース前日となってしまった。
不安が頭をよぎる中、荷物を車に積んで
今回一緒に出場する古茶さんと銀座で待ち合わせ。
古茶さんは、UTMFやUTMBでの完走実績を持つ、
僕のランニングのメンター的な存在。
今回は30時間以内での完走を目標にしている
雲の上の存在だ。
合流した際に、古茶さんから装備品で
ダウンジャケットがある旨の説明を受ける。
裏地などの指定が細かいので、ちゃんとした
ものを購入していこうということになり、
急遽銀座にあるモンベルショップへ。
そこで同じ種類で色違いのダウンジャケットを購入。
そのまま首都高、中央道を経て約2時間ほどで
河口湖のスタート地点から200mほどのところにある
宿に到着。
(この宿、本当にスタート会場から近くて助かりました!)
この日は、そのままお風呂に入って就寝した。
レース当日。
朝9時起床。
約10時間近い睡眠で睡眠不足は解消。
レースの受付開始が午前10時からだったので、
少し早めに行って様子を見てみようということになり
着替えてスタート会場へ出向く。
会場に到着すると、すでに多くの選手たちが到着していて
受付ブースが開くのを待っていた。
ちょっと時間があったので
スタート&ゴールゲートの前でパチリ
午前9時50分、受付開始。ゼッケンを受け取ったあと、
受付会場のとなりにある装備品のチェックブースへ。
ここで全ての装備品が揃っているかどうかを全選手がチェックを
受ける。チェックが終わったら、手にブルーのタグがつけられる。
僕も古茶さんも難なくチェックを通過し、
少しだけスポンサーが出展する
テントショップの様子を見て、宿へ戻る。
宿へ戻ってから荷物をセットアップし、
ドロップバックを預けるために再びスタート会場へ。
会場から200mの宿だから行ったり来たりするのも
楽にできてとても便利だった。
ドロップバックを預けたあと
11時過ぎから14時位まで、また仮眠。
なにせ、スタートしたら46時間
寝ずにずっと走り続けなければならないので、
スタート直前まで睡眠をとることに専念していた。
14時少し前に起きて、
足首と膝に入念なテーピングを実施し、
レース用の服に着替える。
スタート20分前に会場へ到着。
すでに会場では開会式が行われていて、
大会委員長の鏑木さんが挨拶をしている
ところだった。
古茶さんとスタート前の記念撮影。
古茶さんは今回タイムを狙いにいくので、
前の方からスタートするということでここで分かれる。
僕はいつもの通り最後尾スタートだ。
いよいよスタートへ向けてのカウントダウンが始まる。
ドキドキしながらその瞬間をじっと待つ。
UTMF2014参戦記④へ続く
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