「住」という未開のマーケット


今、どういう訳か「住」に関するビジネスと関わる機会が
増えています。

前回のドリームゲートファクトリーでも「住」をキーとした
新しい仕組みを考える機会が与えられ、本日記事になった
「RoomClip」も「住」をテーマにしたビジネスです。
さらに、一昨年から関わって今急成長している家具通販サイト
「Zipang」も「住」を通販の視点から見ているビジネスで、
これからこの業界がホットになってくる予感がします。

自室の写真の投稿が5カ月で2万5000枚突破! 新感覚SNS「RoomClip」
「RoomClip」

一人暮らし家具に強みのある家具通販サイト
「Zipang」

「住」のマーケットは、とても扱う範囲が広く、また「衣・食」系のビジネス
と比べて購入頻度が低いために、ビジネスモデル化する際に実は見えない障壁
がいろいろとあります。それがこの「住」業界において、ユーザーを巻き込んだ
サービスがなかなか発展しない一つの大きな要因なのかもしれません。

今日、夜、久しぶりにSBI大学院の講義に出席する機会があり、
そこで様々なビジネスアイデアをもった学生の方々の様子を見て
改めてアイデアからビジネスに昇華させる難しさを感じました。

ビジネスにはビジネスモデルが必要で、ビジネスモデルの確立には
マネタイズプラン、すなわちビジネスの血液であるお金の流れを
組み上げることが必要になります。

今、「住」の業界に求められていること、それはユーザーを巻き込み
ながら、今リーチできていない情報をステージに挙げて、そこにうまく
マネタイズプランを組み上げていくということではないかと思います。

「誰に」「何を」「いくらで」「どのように」提供するか、それが
机上の空論ではなく、きちんとした裏付けを持って考えているか、
まずはそこがスタートラインだと思います。

「住」マーケット、これからも注視していきたいと思います。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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