最後に立っているために


コンサルをしていると、様々なノウハウを求められる
ことが数多くあります。

無論、緊急対応するために、取り急ぎ手を打って対応
することはあるのですが、単なるノウハウによる対応は
一時しのぎにすぎません。

時代そのものが短期的な結果を求めているがために、
それに自分の目標や価値観を合わせて行動しているケースが
とても多いように感じます。

短期的な視野で出た結果を判断して、それに右往左往している
ようであれば、長期的にはほとんど成長していなかったり
何も結果を残していないということになってしまうことに
なりかねません。

毎日を一生懸命生きて、少しでも多くの結果を残すこと、それは
とても大切なことです。一日一日の積み重ねが将来の自分の姿を
決めることになるからです。でも、その先に目指すべき大きな
目標=ビジョンがなければ、その日暮らしをしているのと同じに
なります。

目先の勝ち負けに感情を揺らされることなく、大きなビジョンの
達成へ向けて、成功も失敗も積み重ねながら着実に進んでいく、
そうした姿勢がとても大切なように思います。

ビジネスは答えの無い世界。だからこそ、失敗も数多くすることに
なります。1勝9敗でも構いません。その9敗からたくさんのことを
学んで、必ず次に活かしていけばよいのだと思います。

方法論にばかり縛られて、その失敗経験をすることなく、なんとなく
事業としてうまくいってしまった場合の方が、そのあとにより大きな
落とし穴が待っています。失敗の経験がないまま、そうした大きな
ハードルを迎えてしまうと、一発でゲームオーバーになりかねません。

最後にきちんと立っているために、目先の勝負に一喜一憂することなく
日々きちんと経験を積み上げていきたいものですね。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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