[35日目]シャモニー観光


世界ツアー35日目。

朝5時過ぎに目が覚める。
昨日まであった頭痛と熱が
一気に治まった。

例の薬が効いたみたいだ。

身体全体の節々の痛みも
なくなっていて、
残っているのは、擦切れた
足の指の痛みと、足と腹筋と
背中の筋肉痛だけ。

これならば今日は動けると
いうことで、早速ネットで
観光情報を調べてみる。

マルチパスという1日券(61ユーロ)で
この周辺にあるほとんどのロープウェー
や登山鉄道、テレキャビンなどに乗れる
らしい。

遅くなると混むようなので
朝一番でロープウェイの駅まで
行ってチケットを購入して
並んでみた。

まずは一番高くまで行くことができる
ロープウェイで、3842mの標高にある
エギュイ・デュ・ミディへ。

ここはまず最初のロープウェイで
2317mのところにある
プラン・ドゥ・レギュイまでのぼり
そこで乗り換えて、
今度は一気に3777mの地点にある
エギュイ・デュ・ミディまで
行ってしまう。
およそ20分ほどで富士山を超える
高さにまで連れて行ってくれる
なんともありがたい代物だ。

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3777mからの景色はこんな感じ。

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さらにここからエレベーターに乗って
3842mまで登ることができる。

最高地点からは、アルプスの山々や
目の前にモンブランの山頂が
広がっている。

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遠くにはマッタホルンらしい
とがった山も見える。

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もしレンタカーで来てしまっていたら
おそらくこの景色をみないまま
イタリアへ移動していただろう。
改めて、ここを観ることができて
本当によかったと実感。

モンブランの山を見ながら
万年筆のモンブランのことを
少しイメージしていた。

僕は25歳の時からモンブランの
マイスターシュテック149
という万年筆を使っている。
こんな感じのペンだ。

top

実はペン先に4810の数字が
刻印されていて、全部の数字を
合計すると「13」になることから
13好きの自分にとっては
大切なことを書くときに
必ず使う筆記用具となっている。

04

この4810はペン先の種別番号だと
勝手に思っていたのだが、
実はモンブランの標高だったことを
今回初めて知った。

高価な万年筆なので、世界ツアーには
持参していないが、帰国したら
また大切に使いたいと思う。

十分山の上の景色を堪能してから
一旦地上に降りて、次に向かったのが
メール・トゥ・グラスという氷河。

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ここまではアプト式の登山列車で
約20分ほどかけていくことになる。
ロープウェイの駅から登山列車の
モンタンヴェール駅までは
徒歩でおよそ15分。
この町のコンパクトさが筋肉痛の
身にはうれしい。

そのまま10時発の列車にのって
一気にメール・ドゥ・グラスまで
標高差1000mを登っていく。
列車はかわいらしいデザインで
気持ちの良い風を受けながら
どんどん標高を上げていく。

10時25分位に目的の駅につくと
そこからテレキャビンで
100mほど下り、さらに、
階段で440段ほど下ると
氷河に掘られた氷の洞窟
入ることができる。

その階段から見る山々や氷河の
景色が最高に美しい。

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洞窟の中の氷河も
とても美しい。
ふと、旭川で観た氷の城を
思いだしたが、あちらは人工。
こちらは天然の氷河の中。
スケールがかなり違う。

氷河の中はとてもひんやり
していて、ずっといると
凍えてしまう感じ。

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10分ほどで外に出てきて、
降りてきた440段の階段を
今度は上がっていく。

この階段の横には
○○年にはここまで氷河が
あったという記録がある。
1987年のころには今よりも
数十メートルも高いところを
氷河が流れていたらしい。

単純に地球の温暖化が
どれだけ進んでいるかを
実感できた。

午前中の最後の電車で
モンタンヴェールまで下山。
そのまま町中で少々買い出しをして
いったん自室へ戻る。

部屋で昼食を食べた後、
今度は自室のすぐ横から
出ているテレキャビンに
乗車。

ちょうどシャモニーをはさんで
モンブランの向かい側にある
山の山頂まで一気に登ってみる。

ここからの景色はこんな感じ。

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ヨーロッパの最高峰なだけあって
こうした景色のところへ一瞬で
連れて行ってもらえるのは
本当に便利だ。
たくさんの素敵な景色を拝ませて
いただき、本当に良い時間を
過ごすことができた。

次回、もしシャモニーに来ることが
あれば、ぜひパラグライダーに
挑戦してみたい。

高度2500m位までいろんな手段で
登ることができるので、
そこから飛ぶことができれば
きっと爽快に違いない。

今回4日間シャモニーには滞在
しているが、4日とも天候に恵まれ
空には絶えずパラグライダーが
飛んでいた。

タンデムであれば1万円位で
体験ができるらしいので、
是非やってみたいと思う。

明日は午前中のバスで
ジュネーブへ。
これから荷造りだ。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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