所有という幻想


私たちには所有欲が
存在する。

所有することで
自分の生存が守られ
自分の存在が証明でき
自分が生きていることを
実感できるからだ。

でもこれは幻想でしかない。
実際には所有することで
上記のものは得られず
また新たな所有に走ることになる。

よく考えてみればわかることだが
この世の中に
自分だけのものなど
何一つない。

全ての物質は
地球と太陽によって
創りだされたもの。
所有者をあえてつけるならば
ガイア=地球だ。

土地の売り買いなど
本当にナンセンス。
土地は本来誰のものでもない。
そこに権利だの価格だのを付けて
勝手に人間が取引しているだけだ。

所有という概念があるから
戦争だって起こる。
地球全体を俯瞰するスタンスで観れば、
誰のものであるかは問題ではないはず。

国境に行っても線はひかれていない。
海の上であればなおさらだ。

領土、領海、領空、
すべては人間が勝手に決めた
決めごと。
動物も植物もそんなことは
考えていない。

空気だって、水だって
すべて地球と太陽から
与えられているんだ。

そろそろ所有という概念から
卒業するべき時が
来ているのではないだろうか。

今来ているシェアという概念が
どんどん広がっているのも
そうした本質の理に気付いている
人たちが増えていることの
表れだと思う。

今日はここまで。

20070520_275307


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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