具体と抽象


今日は具体と抽象の話を少ししたい。

自分の思考を整理するときに
まず自分の現在の立ち位置を
確認することが大切。

自分が何を目的にして
今、何をしようとしているのか。

また、誰を相手に
どんな結果を得ようとしているのか。

その立ち位置が明確でないと
そこから導きだされる答えも
不明瞭なものになって
的外れになってしまう。

その立ち位置を考える上で
一つのヒントになるのが
具体と抽象の概念だ。

コンセプトは全体像を語るとき
ある程度抽象度を上げて
ものごとを把握する必要がある。

でも実際の行動に移すときには
具体的な目標や計画が必要となる。

この具体と抽象が混在するあまり
議論やコミュニケーションが成立
していないことが多い。

言葉には解像度がある。
時には解像度を上げなければならないし
時には下げる必要もある。

その解像度を必要に応じて
上げ下げできることによって
より物事を正確にかつ的確に
とらえることができるようになる。

これは場数を踏むしかないが、
毎日なんとなく生きていても
鍛えられるものではない。

日々の思考や会話の中で
常に立ち位置を考える癖を
もつようにするといいだろう。

それが習慣化されたとき
まるで目の前の霧が晴れたような
気分が味わえることだろう。

今日はここまで。

4-04


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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