商標登録の戦い


みなさん、こんにちは。

今日は少し商標のお話をしたいと思います。

じつは昨年、とある標準文字の商標登録申請を行い、
無事申請が受理されて登録が完了したのですが
その数ヵ月後にこんな書類が届きました。

「異議申立書」

なんだ、これ。

よくよく内容を見てみると、あきれた論理で
申請した商標については不正登録だから抹消してほしい
というもの。

これまで何十件と商標を申請してきましたが
異議申し立てがあったのは初めて。

しかもこの異議申し立てに対して反論できるのは
1回のみで、商標が取り消しとなる判断が特許庁から
なされた場合のみ。

裁判とは異なるので、なんともこの怒りというか
エネルギーをどこに爆発させていいのかわからないまま
悶々とした日々をすごしていました。

それから約半年が経過して、再び裁判所から次の通知が。

「異議の決定」

あれ、異議が認められたってことと思いきや
内容を見ると

「●●号商標の商標登録を維持する」

結局わけのわからない意義申立は全面的に否定され
申請された商標が無事維持されることとなりました。

もともと異議申立書に書かれていた理由が
独りよがりの勝手な推論に基づくものでありましたが、
まさにその点を特許庁の3名の審判長は一刀両断して
いました。

やっぱりちゃんとした人が見れば、
こうなるんだという良い事例になりました。

まさに「痛快!」

こういうときに使う言葉ですね。

では、また。

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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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