[39日目]海外支援の意義


世界ツアー39日目

昨日に引き続き
ゴレ島で朝を迎える。

かわいいホテルで
シンプルな朝食をいただく。

DSC05101

DSC05103

朝食の時に仲良くなった
ベルギー人のオーナーが
島を案内してくれることに。

ちなみにこのオーナー
なかなかユニークな人生を
送っていて、世界中の川を
中心とした開発支援を行いながら
世界中を渡り歩いている方だった。

まずは島の中心にある
もともと領事館として使われていた
建物へ。

DSC05109

一見きれいだが、中は廃墟。

DSC05121

DSC05116

DSC05120

でも建物からは海が一望

DSC05127

中には家の無い人たちが
勝手に住んだりしている。
何か再開発すれば、
素敵なホテルに代わると
思うのだが。

だれが現在のオーナー
なんだろうって、
少し考えた。

世界中から奴隷の家を見学に
たくさんの観光客がやってくる島なので
十分採算がとれるはずだ。

その後、島に来た時の
波止場へ移動

DSC05130

今回案内してくれたオーナー

DSC05131

島にはこんな小道がいっぱい

DSC05133

フランス人の慈善家が作った
施設学校。学校名に夢を抱いて
亡くなった現地の子供の名前が
つけられている。

DSC05136

DSC05137

現地の大学生のグループに
昼食を招かれていただくことに。

DSC05163

DSC05166

見た目はあまり良くないが
味はとてもおいしい。
こちらの習慣に倣って
右手でいただく。

食べ終わった後で記念撮影

DSC05160

DSC05168

この後、船でダカール市内に戻る。

シニアボランティアでダカールで活動
されているデザイナーの方と合流し
活動のことをいろいろとお聞きする。

少なくともこの二日間で
このダカールという国、
飢えている人はいないし
人は温かいし、幸せそうだし
いったいどんな支援が
必要なのかという
大きな疑問を持った。

こちらで活動している隊員の方も
まじめにやればやるほど、
何のために自分はきているのかという
問いがぐるぐるめぐるようだった。

海外支援という言葉は
響きはいいが、実はとても
あいまいな言葉。

実際JAICAの活動も国の予算で
成り立っている。
その予算を消化しなければ
翌年には予算が削られるという
道路工事でよくある構造の中に
すっぽりと収まっている。

予算を消化するために、
期の終わりごろになると
活動先に必要なものなどが
ないかなどの打診が入るそうだ。

お金を出すことで
派遣先との関係性を維持し
そこにまた新たな隊員が
派遣されて矛盾に悩む。

意味がないこととは言わないが
組織を維持するためにこの循環が
機能している現実を見ると
少々複雑な気持ちになる。

そんなことを考えながら
おいしい食事とワインで
夜中までいろいろと
話した。

このテーマはここにいる間
少々観察したいと思う。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

コメント

コメントする

目次
閉じる